私のクライアントさんや生徒さんからも、
「一生懸命発信を続けているのに、いつまで経ってもフォロワーは増えないし、届いているか不安」という声を聞きます。
原因はいろいろありますし、
プラットフォームによっても状況が変わってくるのですが、
“発信が埋もれがちな人が共通してやってしまっていること”について私なりに考えてみました。
\この内容を音声で聴きたい方はこちら↓/
その1:お役立ちやノウハウしか発信していない。
“発信するからには、役に立つものを提供しなくては”という変な強迫観念に駆られて、
お役立ち情報やノウハウ的なことを発信しようと頑張る人が多いのですが、
それは、もしかすると相手の視点に立つことができていないかもしれません…。
なぜかというと、自分が思うお役立ち、自分が思うノウハウになっているからなんですよね。
人間って、自分のフィルターを通さないで世の中を見ることができません。
だから、自分が良いと思った情報も、相手が求めているものではないかもしれない。
そしてなにより自分よりレベルが高くて、影響力のある人たちもわんさかいるようなSNSの中では、ノウハウだけで目立つのは難しい。
世の中でよく言われている正しい内容だけを発信していても、相手の心に響くかと言われると足りないんですよね。
だから、差別化のためには、ノウハウよりも人柄がそのまま見えるような、
普段感じたことや考えていることを発信する方がファンがつきやすいし目立ちやすいです。
だって、今日自分が経験したことは自分だけのもので、同じ経験をした人はこの世にふたりといないわけだから。
というわけで、ノウハウばかり発信して、つまらない奴になってないか?というのは意識して欲しいと思います。
その2:自分の言葉を使っていない。
綺麗に見せようとか上手いこと言おうと考えすぎてしまうと、すごく取り繕った感じの言葉になってしまう…なんてことありませんか?
例えば、子どもの頃お母さんが電話に出るとき、急に言葉遣いも声も変わって気持ち悪いなぁと思うような経験、ありませんか?
相手に伝えることを意識すると、声色も変わっちゃうし喋り口調も変わっちゃう。
しかも、普段と声色が違うよそ行きの声なのは、初めて会った赤の他人でもなんとなく感じますよね。(笑)
発信もそれと同じで、自分の言葉を使って喋っているのかそうでないのかというのは、初めてあなたの発信を見た人でも、一目瞭然なんです。
また、棒読みでただ読んでいるだけの作文よりも、原稿も持たずに「今日はこれについて伝えたい!」と言っている演説の方が心に響きます。
つまり、綺麗な文章を目指すよりは、普段自分が喋っている口調、自分の言葉で書けた方がよっぽど良いんですよね。
自分が普段使っている言葉はどんなものなのか?
取り繕った言葉を使おうとしていないか?
というところも意識してみると良いかなと思います。
その3:そもそも発信量が足りていない。
フォロワーが少ないうちは、何とか反応を得ようとしてもそれはやっぱり難しい。
発信に限らず何でもそうですが、最初のうちは、ある程度まとまった行動が必要です。
例えば、テニスを今まで一度もやったことない私が、試合ができるぐらいまで上手くなるのには何年かはかかると思います。
そう考えると、まず最初のうちはできるだけ多く通った方が試合に出られるまでの時間は短縮できますよね。
でもある程度上手になってきたら、その後は通う回数を多少減らしたとしても、だいたいコツや動き方が染み付いています。
発信もそれと同じ。
自分のものにするまで、時間もかかるし、それなりの手数も必要なんです。
なのに、そもそもの数が足りないうちに、上手くできないと嘆く人の多いこと…。
割と発信の量が多いと言われる私ですが、息を吸って吐くのと同じような感覚で発信をしています。
ちょっと隙間時間ができたり、ぱっと頭に思い浮かんだことがあるとすぐに、
何かしらのプラットフォームにアウトプットするようには意識していて。
それも、計算して考えて行動していると言うよりは、「今日は良い写真が撮れたからインスタにしよう」とか、「ちょっと時間ができたからstand.fmで喋ろうかな」という感じで、
生活の一部と言えるところまで持ってきています。
だけど、最初からそうだったかというと、そんなことはなく。
例えば、発信を始めたばかりの会社員時代は、電車通勤の時間は、発信のために使うと決めていました。
通勤の往復2時間で、スマホでブログを1日2本ぐらいは書いていましたね。
本当だったら、ただでさえ会社で疲れてるし、行き帰りの電車くらいは寝たいんですよ。
それでも、独立したい一心で徹底的に取り組んでいたから、今があるのかなと。
だから、発信を始めてたった数か月で、なかなか見てもらえないんです…というお悩みは、
いやいや早いよ、と思ってしまいますね。
まとめ:自分の想いを自分の言葉でコツコツと。
今回は、発信が埋もれがちな人がやってしまっていることについて
- お役立ちやノウハウしか発信していない。
- 自分の言葉を使っていない。
- そもそも発信量が足りていない。
という3つのポイントをお話しました。
これをクリアしていくと、次が見えてくると思いますのでぜひ意識してみてくださいね。
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