マインドを整える

「お客様至上主義」は、仕事をする上で譲れない信念🔈

テリコ

信念って、人それぞれ違いますよね。
良い悪いではないんですが、みんなこうであるべきと押し付けてしまうと、争いの種になってしまうのもわかる…。
決して強要するつもりではないので、“私の信念”ということで気軽に読んでみてくださいね。

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お客様至上主義じゃないと、どこかで必ず行き詰まる。

私が持っている仕事に対しての信念は何かというと、

テリコ

ずばり、お客様至上主義!

すごくシンプルで、当たり前と思うかもしれないんですが、譲れない部分です。
ここがぶれている仕事の仕方は、好きじゃない。

とはいえ、お客様至上主義だからって「お客様の言うことなら何でも聞きます」ということではありません。
“自分がやりたいかやりたくないか”というところだけではなく、
“お客様にとってそれがプラスになるのかどうか”というところを明確な判断基準にしているのがポイントです。

そして、お客様至上主義じゃないと、どこかで必ず行き詰まるとも感じています

元々会社員でデザイナーをしていた当時、一番最後に勤めた家庭用品メーカー。
その会社がまさに、お客様至上主義ではなく、売上至上主義だったように思います。
(私にはそう見えたというだけで、事実はどうかわかりません。)

本来であれば、お客様にフィットする、受け入れられる商品がヒットに繋がるはず。
けれど、お客様が求めてるものを作るというよりは、
一発逆転を狙うために、何か画期的なアイディアは何でもいいから出せ!という雰囲気でした。

リサーチやマーケティングよりも、とにかく一発逆転のヒット商品を出すことに躍起で、売上の数字に夢中。
つまりは、“お客様が何を求めているか”という視点がそもそもなかったんです。

で、実際売上はどうだったかというと…残念ながら、好調とはいえませんでした。

ヒット商品を生み出せるのは、お客様に寄り添ってこそ。

その当時、自分が所属していた会社とは真逆に位置している、
「お客様至上主義」の会社は、無印良品だなと感じていました。

無印良品は、すごく奇抜なアイディアや斬新で見たこともないような商品ばかり出しているのかと言うと、そうではないですよね。
びっくりするようなすごい商品というよりは、むしろかゆいところに手が届く、きめ細やかな商品が多いと思いませんか?

ぼんやりと「これちょっとだけ不便だな…」と思っていても、具体的にどんな商品がいいのかと聞かれると説明が難しい。
でもそこで、その「ぼんやり」を叶える商品が現れたときに「それそれそれ!」「欲しかったの!」と感じる。
無印良品は、そんな商品をたくさん作っているなと感じていました。

なぜそんな商品が出せるのかというとやっぱりお客様のことをよく見ているから。

このことから、お客様に媚を売るわけではなく、きちんとお客様の方に矢印が向けられてるのか、
自分たちの売上ばかりに矢印が向いてしまってはいないかということを強く考えさせられるようになりました。

自分の利益のためだけのビジネスは、結局上手くいかない。

SNS集客やWebマーケティング界隈や、私が開催しているブランド発掘プロジェクトの受講生さんたちを見ていると、矢印が自分に向いている人が多いなと感じます。

自分が稼ぎたいとか、自分が認められたい、自分のやりたいことを見つけたいとか…

テリコ

全部自分に矢印が向いていて、誰のためのビジネスなんだ?って。

その中でも、矢印がきちんとお客様に向いている受講生さんが、やっぱり着実に進んでいきます。

お客様至上主義と聞くと、お客様に魂を売っているんだ!なんて思ってしまう人もいるかもしれませんが、無印良品を見ても、魂なんて売ってないですよね。
唯一無二の強いブランドを持った上で、お客様のかゆいところに手が届く商品は作れるんだということがわかります。

あなたが大事にしている信念はなんですか?

というわけで、私が今までもこれからも大事にしたい信念は、お客様至上主義ということ。
これに尽きるという話でした。

ただ、私は私の経験からそう感じるだけで、もしかしたらそれは真実ではなくて他の道があるかもしれない。
お客様至上主義にならないと絶対に売れないと言いたいわけではないんです。

皆さんそれぞれ自分の中に真実があって、それが信念となって、仕事のしかたとして現れてくる。

だから、仕事に対しての信念みたいなものはないなと感じる人も、無意識で大事にしてきているものは何かな?と考えたり、
自分はどんな価値観を大切にしているのかを明確にしたりしてみてください。
それが、自分の世界観にもつながるはずです。

いろは講座2023