俺の成功は俺のもの。お前の成功も俺のもの？
「お客様の声」ってやつを、表に出すのが苦手で仕方なかった。
というのも、世の中でよく見るそれは、
深夜の通販ばりに商品を褒め称えるような
気持ちの悪いものだったり、
誰かが頑張って出した成果を
まるで講座主催者が横取りするかのように
「うちの講座でこうなりました」と
言わんばかりだったりするから。
(ジャイアンに見える…)
当然ながら人にはそれぞれタイミングがあって、
何かを学んでもその効果が出るのは
３ヶ月後だったり、３年後だったり、
下手したら30年後くらいに
その時のことを思い出して、
あの時のあの時間が今に生きているな…
とか噛み締めたりするもの。
何年も前に会社の先輩から言われ反発した
きつい一言が、今になって沁みる〜とか、
みんなあるよね？
深夜の通販番組みたいなリアクションはやめて…
だから、うちの講座を修了してすぐに
「どうでした！？効果ありました！？」
なんて聞きたくもないし、
逆に
「ブラプロが本当に素晴らしくて！」
という声をいただいても、
いやいやそれはあなたの実力ですから
と思うし、
誰かの前であまりに褒め称えられて
「ブラプロ本当に行った方がいい！」とか
声を大にして宣伝されると、
「深夜の通販番組みたいに
嘘くさくなるからマジでやめて」と
本気(マジ)で止めにかかっていた。笑
そんなわけで、ブラプロのお客様の声は
開講から４年目である2025年1月現在、
ほぼ表に出ていない。←
よくもまぁそんな状態で、
8期まで約45名もの人に
受講いただけたもんだよと自分でも感心する。
とはいえ世は口コミ時代。やるか。
でもさ、やっぱり今は口コミが大事。
お昼ご飯どこにする？あの店良いんじゃない？の次のアクションは、
で、その店はどんな評価を受けてるのよ？
という口コミチェックであることは私も同じで。
それがない状態で、行ってみないとわからない
ギャンブル性を残したままお客様に選んでいただくというのは、
不親切にあたるのかもしれないなぁ…と思い直したのがつい最近。
重い重い腰を上げて、
さて、やるか。と動き出した。
具体的には下記の通り。
- 受講後にお願いしていたアンケートをブログ記事化する
- 修了生のライターさんに受講レポを書いてもらう
- プラプロの発表会でみなさんが発表した様子を動画編集
- ブラプロでみんなが作った「ブランドレシピ」を清書し公開準備
- 修了生のインタビュー動画を収録
０だったものを一気に５種類。我ながら極端。
しかも、全部外部に依頼した。
自分でやるとどうしても、私今アンミカみたいになってない？
という不安がつきまとうから。
口コミが刺さった。私に。
結果はまだ出ていない。どれも制作途中。
けれど、すごく感動している自分がいる。
ライターさんに書いてもらったレポ記事は、
私が言いたかったことが私以上の表現で書いてある。
この表現が出てきたということは、
ブラプロの真髄がきちんと伝わっていたってことだ。
動画編集さんが私に確認してきてくれた内容は、
「この方向性だと深夜の通販的だから別の方向でまとめていい？」など。
うん、これも、私の世界観が伝わっているから出てくる確認だ。
編集前のインタビュー動画を確認すると、
そこらでよく見る、緊張しながら一問一答で講座を褒め称える生徒…ではなく、
楽しそうに朗らかに良いところも厳しいところもたくさん！と
あけすけに話してくれる一人の事業主さんが映っていた。
全部正直にリラックスした空気感で語ってくれることこそが全てだ。
「胡散臭い」にハマらぬ先の世界がある。
「お客様の声」ってやつを、
表に出すのが苦手で仕方なかった。だって、胡散臭いから。
私はきっと心のどこかで、
この「胡散臭い」ものこそがお客様の声ってやつだ。
と思い込んでいたらしい。
でも、みんなから出てきたものも、その見せ方も、私の知っているそれとは違った。
私はまたやってしまったのだ。
よくあるやり方、業界の常識、そういう物を嫌いながらも、
うっかりすると自分もその枠にハマって思考停止になっているアレ。
そうだよ。胡散臭いと思うなら、胡散臭くないように考えれば良いだけだった。
あんたヘンテコレクションなんて看板出してるくせに頭固いんじゃないの？と言われた気分。
この世の中には、絶対的に悪いものも、絶対的に良いものも存在しない。
全ての物事にはさまざまな側面があって、どれだけ多くの側面から物事を捉えられるかで、
自分の生き方の選択肢は広がっていくと感じている。
それをあらためて「お客様の声」に教えてもらった。
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