マインド

やりたい仕事を叶える方法はひとつじゃない。

テリコ

Web集客の世界には流れ(Webマーケティング)があり、その流れに沿って活動している人が多いです。
だけど、実際にやりたい仕事を叶えてく上で大切なのは、流れや型を完璧にこなすことではなく、叶えていくための【過程】ではないかと思っています。

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やりたい仕事があっても上手くいかなかった起業初期。

私が活動しているWeb集客やSNS集客の世界では、Webマーケティングという流れがあり、今現在はDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)が主流になっています。

例えば、

①発信する
②メルマガ登録してもらう
③1DAY講座とかの商品に来ていただく
④長期講座などをおすすめしていく

という一連の流れもそうです。

その流れで活動している人も多いですし、私がビジネスをお伝えしている受講生さんたちも、基本的にはそのルートを作っていこうとしていますし、それをお勧めしています。

だけど、そのルートを作ることに固執しすぎてしまうことで本来やりたかったことを見失ってしまい、逆に遠回りになったりしてしまう人もいるなと思うんです。

実際、私自身も独立当初は、やりたい仕事を叶えるために一つのルートに固執してしまい、

テリコ

やりたい仕事ができない
どうしたらいいか分からない

という時期が続きました。

ルートを限定しているのは自分。

私はデザイナーとして独立した当初から、誰か1人の方のビジネスの動線を考えたり、そのために必要なデザインを作ったりと、
クライアントさんの一連の流れを整えて並走していけるプロデューサー的な役割をやりたいと思っていました。

そのためにはバックエンド商品と呼ばれるような大きな商品を一つ用意して、
その構成をしっかりと組み、
そのためのメルマガも書いて、
さらにそのためのHPなども作って…
と、あれもこれも作らないとその仕事ができないと思っていたんです。

だけど、独立当初はその流れで作りたくても、Webマーケティングの知識も全然足りないし、あれもこれも作る技術やスキルもありませんでした。

デザイナーとしては当時すでに10年以上の経歴があったので、デザインの実力はもう自分には備わってるという自信はありました。
しかし、プロデューサーになりたい気持ちはあっても、それをどう構築して、どう発信していいかも分からなかったんですよね。

なのに、メルマガもLPも発信も……

「全部自分でちゃんと作らなきゃ」
「起業ってそういうもんだ」と思ってしまう。

Webマーケティングをやっていると陥りやすいのもしれません。

それが、自分がやりたいことへのルートを限定してしまうことにも繋がってるんじゃないかなと思うんです。

思わぬルートで叶った「やりたかった仕事」

結局、プロデューサーという仕事をやりたいけど、
何をどこから準備すればいいのかどうやって作ったらいいのか「わからない…」「できない…」と思いながら3〜4年程過ごしつつ、
とりあえず自分が胸を張って取り組めるデザインの仕事を、ただただ全力で打ち返していました。

するとある日、あるクライアントさんから

クライアントさん

自分のチームで作りたいものがいっぱいあるので、
毎月ミーティングをして、月額固定で契約してもらえませんか?

という話が来ました。

それまでは、単発の依頼に応えることが仕事だったため、たとえば名刺が欲しいと言っているクライアントさんに対して
「今必要なのは名刺じゃなくてチラシじゃないですか?」なんて提案をすることは難しかったんですよね。

でも、月額契約で長く一緒にビジネスに並走するとなると、クライアントさんの状況を共有できて必要に応じた提案をしても許される環境になっていきました。

そして、あれもこれも…と提案しながら進めているうちに、

テリコ

あれ?これって私がやりたかったプロデュースの仕事じゃない?

と、ふと気づいたんです。

「月額契約でデザインを継続してほしい」と言われただけで、プロデューサーの依頼をされた訳ではなかったけど、
自然な流れでクライアントさんに必要なこと全体を見させていただくうちに、
いつの間にか、プロデューサーとしての実践を積ませていただいた形になっていました。

そして、そのクライアントさんとの契約が終わる頃にプロデュースに必要なメソッドが出来上がっていて、それが今の仕事につながっています。

自分では想像もしていなかったルートで、自分のやりたい仕事が叶っていたわけです。
この時、私は無意識のうちに「メルマガを読んで、LPから申し込んでくれた人じゃないとプロデュースできない!」と範囲を狭くしていたんだなと気づきました。

【お客様から求められる仕事】と【やりたい仕事】は違う?

SNSで起業について発信している人を見ていると、
「自分がやりたいことをやりましょう!」と言っている人と、
「人が求めているものに答えていけばいいんだよ!」と言っている人を見かけます。

全く逆のように見えるこの二つの考え。
だけど、この二つ、実は全然真逆なわけではなくて。

自分がやりたいと言っていても、誰かから求められなければ仕事としては成立しないんですよね。
だから、自分がやりたいことを最大限に叶えていくためにも、誰かから求められている事をに全力で取り組む。
すると、【自分がやりたいこと】と【人から求められること】が合致する瞬間が出てくるように思います。

  • お客様から頼まれた仕事に全力で取り組みながら自分の腕を磨く。
  • お客様の望むことにフルコミットしながらも、その中で自分がやりたいことを実現する道はないか考えながら動く。

そうすることで、お客様から選ばれて、お金をいただきながらも自分のメソッドが出来上がり、やりたい仕事に繋がっていきます。

やりたい仕事を叶える上で本当に大切なこと。

ちなみに今になって思うのは、
「プロデューサーになりたいけど、どうしていいかわからない」と言っていた当時、
本当に今のように人のプロデュースをする仕事が当時の私にできたかと考えると、
多分できなかったと思うんですよね。

いくらデザインやブランディングができたとしても、立ち振る舞いだったり、経験だったり、足りないものがたくさんありました。

これ本当不思議なんですが、自分に実力が備わっていない時は、いくらやりたいと言っても、なぜか依頼が来ないんですよね。
でも、経験を重ねてできるようになってくると、お客様の方から「こういう仕事できませんか?」と声をかけられたりします。

なので、「やりたい!」と言っていることがまだ叶っていないなら、もしかしたら「今まだあなたにはその実力がありませんよ」ということなのかもしれません。

そんな時に大切なのは【来た仕事に全力で取り組むこと】です。

ルートや形にこだわるよりも、
自分が成長していく過程こそが大切なのかなと思います。

ABOUT ME
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クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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