起業して自分のビジネスを育てていくとなれば、
ライバルには無い独自の【強み】は必ず必要になります。
あなたは自分の【強み】を把握できてますか?
僕の強みは高い場所まで登れること!
たくさん練習したからね!
たくさん練習したのか〜…
だとするとソレ、強みじゃ無いかも…
えぇぇ!!そうなの!?
【こんな人におすすめの記事です】
- 自分の【強み】が分からない人
- 同業他社と差別化したい人
- 強みを活かして起業したい人
- オリジナリティー迷子の人
- 自分て本当普通…もっとエッジを効かせたい!人
\この内容を音声で聴きたい方はこちら↓/
ビジネスの差別化に必要なのは世界観×強み
私は普段ブランディングを生業としていますが、
ブランディングする際に
世界観と合わせて必ず探っていきたいのが、
その人が他者(他社)よりも選ばれる理由、
つまり【強み】はなんだろう?ところ。
まず世界観は人それぞれ必ず絶対100%違うので、
そこを表現できればオリジナリティは出るんだけど、
じゃあ世界観だけでみんなお金を払ってくれるかというと、
よほど熱狂的なファンがいないと…
芸能人でも無い限りはなかなか…
やっぱり何かにお金を出すための理由としては
世界観にプラスして
その人の【強み】強みも発信したいところですよね。
(人は何か新しいことをするのには自分を納得させる理由が必要な生き物です)
世界観とはなんぞや?ってところは
下記の記事も参考にどうぞ!
多くの人が誤解している【強み】の正体
で、ですよ。
あなたが選ばれる理由、強みってなんですか?
と聞くと、全く答えられない人も多いけど、
答えられたとして的外れなことも多いんです。泣
よくあるのが、
AとBとCの経験をしてきました!
だからA×B×Cにすれば
私オリジナルの強みになると思います!
というもの。
間違いじゃないし、この考え方で
強みを見つけ出すように教えている
起業塾とか多いよなーと思います。
だけど、
これって実は本当の意味の【強み】ではなく
後天的に身につけた【特技】の場合が多いんです。
特技と強みの違いとは?
まず【強み】とは何かというと、
ポータブルスキルのことを表します。
そして【特技】とは何かというと、
テクニカルスキルのことを表します。
説明しますね。
テクニカルスキルとは?
まずテクニカルスキル【特技】とは、
例えばネイリストの資格を持っていたとして、
そのスキルがお惣菜の販売に役立つかというと、
応用できるものは多少あるかもしれないですが、
使う場所が違いますよね。
こういった持ち運べない(業種が変わると使えない)スキルは
テクニカルスキルです。
資格やマニアックな知識などがこれに相当します。
ポータブルスキルとは?
それに対しポータブルスキルは、
読んで字の如く、持ち運べるスキルです。
例えばネイリストの資格をとるために、
忙しい中で効率よく勉強するための工夫をしたならば、
その独自の工夫を実行するスキルがそれです。
どんなに忙しくても、
必要なことを効率よく身につけられるスキルがあったとしたら、
そのスキルはどの職場に行っても役立ちます。
それが【強み】になるわけです。
なぜ【特技】ではなく【強み】が必要なのか?
ここで私の場合を例としてあげたいと思います。
まだ自分の強みがわかっていなかった頃、
当時の私は
会社時代にパッケージデザインの経験があり、
カラーセラピーと心理カウンセラーの
資格と経験も有していました。
デザイナーでカウンセリングもできるって結構珍しいし、
ビジネスオーナーであるクライアントさんたちは
孤独に悩むことも多いから、
お抱えデザイナーに悩み相談もできたら便利そう!
だから、
デザイン×カラーセラピー×カウンセリング
これが私独自の強みだ!
そう認識してたんですよね。
またずいぶんとくっつけた感がすごいね〜
そうなんです。くっつけた感がすごい。笑
自分のやってきたことを掛け合わせれば、
他の人にないオリジナリティになるというのは確かにそうですが、
問題なのは、そのオリジナリティ誰が求めてるの?ってところ。
そう考えた時に、特技(テクニカルスキル)の掛け合わせは
自己満足になりがちなんです。
それに比べて強み(パーソナルスキル)は応用が効くので、
どんな仕事でもどんな組織でも、
しっかりと役立てることができるんですよね。
強みが自分でなかなか見つけられない理由
じゃあ自分の強み(パーソナルスキル)ってなんだろう??
と考えた時に、これ!とすぐに答えられる人って少ないです。
それはなぜかというと、こんな理由↓
例1:強みはなんなら弱みと思ってることアリ
テリコさんはどんなデザインが得意なんですか?
うーん、これと言ったデザインの得意不得意が無いんです…
え、じゃあ何でもまんべんなくできるとか?
そうですねー。
あまりに何でも作るの
でカメレオンデザイナーとか言われます
それすごい強みじゃないですか!!!
え!?そうなんですか??
私からすると、
どんなものをデザインしても〇〇さんが作ったんだ!
とわかるような作家気質のデザイナーに憧れがあるので、
カメレオンのようにテイストを変える
自分のスタイルが強みだなんて思ってなかったんですよね。
例2:強みは自分にとって当たり前のもの
テリコさんて
色んなテイストのデザインしますよね。
アイディアが枯渇するってことは
ないんですか?
えー!そんなことあり得ないですよ!
だって、クライアントさんが違えば
デザインが変わるの当然じゃないですか〜
そうですけど、それが難しいんですよね?
じゃあ日頃から幅広く対応できるように
たくさんインプットしたりしてるんですか?
いや、インプットはしますけど、
してもしなくても、
クライアントさんのキャラをそのまま
形にしてるだけなので、
イタコみたいな感じです。
降ろしてるだけ。笑
そんな人他にいます!?すごいですよ!
え!!!そうなんですか!?
みんなそうだと思ってた!
ポータブルスキルの多くは
生まれ持っているものであったり、
何かを克服する時に自然と身についたものなので、
自分では「これくらい普通っしょ」と思っている場合も多いです。
強みの見つけ方は足し算ではなく引き算
どうでしょう?
本当に得意なことって、なにも意識しないでも出来ちゃうので、
強みとして認識できないんですよ。
だけど意識しなくてもできるということは、
苦痛にもなり得ないので、
長く続けるビジネスには最適なわけです。
例えば今まで経理職をやっていたからと言って、
三度の飯より数字が好きとは限らないですよね?
それよりも、みんなが用もなく経理部に行きたくなっちゃう
笑顔と会話術が強みかもしれないんです。
え?そんなことが?
と思うようなことほど強みの可能性があるので、
自分の人生で足算してきたスキルは一度横に置いといて、
引き算の考え方で
強みを探してみると良いかもしれないですね。
強みの見つけ方まとめ
1.できること。よりも、できちゃうこと。を探そう。
自分ではなんだかわからないけど
よく人から褒められることってありませんか?
いやいやそんなことないです!と
謙遜して跳ね除けてきたその褒め言葉を
一度思い出してみましょう。
2.自分では気づかないので、他人にインタビューしてもらおう。
褒め言葉を思い出せない時は、
人に聞いてしまうのが早いです。
身近にいる家族や友人、
そして一緒に働いている同僚や
クライアントさんに、
「私の良いとこってどこでしょう?」と
ストレートに聞いてみましょう。
例えば「いつでも冷静な判断ができるところ」
という答えが返ってきたとしたら、
当たり前じゃん普通にできるよ。と思うのではなく、
いつでも冷静な判断ができるのは何でだろう?
と考えてみてください。
その「何で」の部分が【強み】です。
えー!そんなことが?
って思うかもしれないことを、
まず自分の強みなんだと自覚できると、
その活かし方も広がってきますよ!
ぜひオリジナルの強みを発掘して、
ビジネスに役立てて行ってくださいね!