マインドを整える

言い訳は魅力を曇らせる。

テリコ

ある方が発信していた言葉に、
「人はやらない理由を考えるときが最もクリエイティブ」
これを目にした時、めちゃくちゃ納得したんですよね。

「やれない」「出来ない」理由を人は簡単に口にしてしまう傾向があると私も感じていたからなんです。

\この内容を音声で聴きたい方はこちら↓/

実は私もやらない選択をしていた。

実は私の母は、天才か?と思う程に
「出来ない」「やらない」言い訳や理由をすぐに見つけ出すんです。
だけども母親の人生を垣間見ると理解が出来ない事もない。

なぜならば、私には兄がいるんですが、兄は生まれつき障害があり、
それ故に母は働く女性として生きていきたかったけど、
諦めざるを得なかった人なんですね。

私が学生時代の話になりますが、
世間的常識と言われていることからちょっと外れてると感じる事や、
踏み出す勇気が必要な事を相談すると、母にことごとく
「やめておきなさい」と、出来ない理由を並べ立てられました

その時は母親との関係も良く、自分も母親が言うならそうだよなと
素直に受け入れてやらない選択をしていました。
なんですが、自分も色々と経験して大人になっていく過程で、
段々と生き辛さを感じ始めたんですね。

テリコ

この生き辛さはどこから来るのか

そして学びの中で、諦める癖、出来ない理由、やれない理由を
簡単に考えてしまう自分に気が付きます。

母親の諦め癖と言うのか、それらをしっかりと受け継いでしまっていたんですよね。
それに気づいてしまってからは、

テリコ

人がやりたいと思っているワクワクした気持ちを、簡単にへし折る様なことを言わないで!!

と反発するようになりましたが、

学びを深める事で母親の問題と私の問題を切り離して考えられる様にもなりました。
今は良好な関係に戻っています。

「出来ない」「やれない」の無限ループにハマる人の特徴。

冒頭に書いた「人はやらない理由を考えてる時が最もクリエイティブ」
この言葉の様に、「ともかくやれない」「出来ない」理由って、
直ぐに思い付くしスラスラと言えてしまいますよね。

代表的なのが、お金がない、時間がない、子供が居るから……等々。
簡単に口にしてしまいがちなワードです。

けれど、それ本当か?と一度立ち止まって考えてみて頂きたい!!

テリコ

お金がない。時間がない。と言うけれど、
あらゆることを節制して、やりたいことも出来ずに生活してるんでしょうか?
きっとそんなことはないのではなかろうかと思うんです。
〇〇がない…と言いつつ、本当にやりたいことは、しっかりやっていたりしませんか?

ちょっと強めな口調になりましたけど、
「言い訳しないでやれ!!」と鞭打つ様な事を言いたい訳では無いのです。

大切なのは、言い訳したくなってしまう自分を見つめること。
出来ない、やれないのではなくやらない選択を自分がしている」と自覚すること

「今はやりたくない」という気持ちも大切に

本当は、自分の中で言い訳してしまう事よりも、
優先したい事があるから後回しにしているだけではありませんか?

それらに時間をかけたいと思ってない自分がいる。
そこにお金をかけたいと思っていない自分がいる。
その事よりももっと優先したいことが自分にはあって。

例えば言い訳をして休んでしまっても、
今の自分にとっては休むことの方が優先度が高い訳で、
そこを負い目に感じる必要はないんです。
ただこれを『時間がない』と言う自分を騙す嘘の理由にしてしまうとこじらせます。

今の自分には、やるべきことをやるよりも、
休息が必要だったと受け止められれば、
じゃあ次はどうやったらできるだろう?と考えられます。

逆を言えば、嘘の言い訳をしているうちは、
ずーっと「できない」のループからは出られません。

「出来ない」「やれない」の無限ループから抜け出すには。

ちなみに、「これができない、あれができない」の言い訳が積み重なると、
自己効力感や自己肯定感が低くなってしまいます。

あれだこれだと、出来ない理由を拾い集めるのでは無く、
「どうしたらできるだろうか」と頭を切り替えるような癖づけをしたほうが良いと、
私は体験の中で感じています。

人って自己肯定感が低くなると、他者に共感を求めがちになりますよね。
お金を払って聞いてくれることを生業にしてる方に話すのは別として、
出来ない理由を喜んで聞いてくれる人はそうそういないと思うんです。

出来なかった理由を誰かに話すことで、この気持ちに同意して欲しい、慰めて欲しい、
「それは出来ないのは仕方ないよね。」と言って欲しい気持ちはありませんか?
これらは、大切な時間を相手から奪う行為だと思うのです。

まずは、どうしたらできるのか?と考えてみて、
それでもどうにも出来る気がしない部分を、
専門家にどう対処したら良いのか?と尋ねてみる癖をつけましょう。

自分の魅力を曇らせないために「出来ること」。

自分の考えを深めることをせずに他人に依存してしまうと、
多くの人はその人から距離を置こうと思い始めます。
そうなると人間関係も曇ってくる。

出来ない理由をただ訴えることは、人の時間を奪い、
人の言葉で自分の心を埋めようとする行為。
何も良い事はありません。

言い訳をする事で自分の能力を否定し、自己肯定感が下がり、
自分自身をも否定してしまうってとっても辛い事です。
その辛さを人からの共感で埋めようとしてしまうと、
自分の魅力も曇らせ、人間関係も曇らせてしまい、

益々辛い方向に向かってしまうと思うのです。

しかし悲しいかな、言い訳が直ぐに思い浮かんでしまうのも、
これまた人間。

言い訳が頭に思い浮かんだ時には「じゃあどうしたらできるだろう?」と、
反射的に浮かぶ思考回路を変える事。
その癖付けをする事で、あなたの魅力も能力も磨かれるのでは?と私は思うのです。

いろは講座2023