今日は色々あるブランディングの中でも、
セルフブランディングについて
お話ししていきます!
セルフブランディングって、
ファッションコンサルお願いしたり、
似合うメイクを探したり、
自分磨きみたいなこと?
一般的にはそんなイメージがついちゃってるかもね〜。
でも闇雲に自分の見た目を磨いても、
ビジネスに役立つ本質的なブランディングには
直結しにくいかも!
なので、本当のセルフブランディングとは?
ってところをお話ししていくね!
【こんな人におすすめの記事です】
- セルフブランディングが気になる
- 自分らしく自然体の魅力を発信したい
- 発信力をつけて自分らしく発信したい
- 同業他社と差をつけたい
- ブランディングのやり方が知りたい
- 痛いブランディングにしたくない
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セルフブランディングの正体
セルフブランディングという言葉はよく聞くものの、
実際それがどんなもんなのか把握している人って
あまりいない気がします。
なのでまずはそもそもセルフブランディングってなんぞ?というお話から!
セルフブランディングとはなんぞや?
セルフブランディングとは、
セルフ(自己)
ブランディング(ブランド化)すること。
そのまんまですね。笑
なんですが、この自己のブランド化というのを、
自分を飾り立てて等身大以上の素晴らしきものに見せること!
みたいに思ってる人が多いな〜と思いますが、
それ、思いっきり間違いです。
その理由については後ほど。
パーソナルブランディングとの違い
ここは明確な定義は無いようなのですが、
一説によると、
- セルフブランディング=個人が個人のためにブランディングする
- パーソナルブランディング=個人が所属する企業のためにブランディングする
という違いがあるようです。
つまりパーソナルブランディングは
企業の広報の方などが、
所属する会社のPRのために
自分のキャラクターを際立たせる。みたいな感じですね。
セルフブランディングと普通のブランディングの違い
ブランディングとセルフブランディングの違いは、
正直言って無いです。
というか、ブランディングの中の
カテゴリーとしてセルフブランディングが存在する感じでしょうか。
というのも、もともとブランディングは、
企業がビジネスのために使うものであったのが、
SNSなどで個人も企業と同じレベルで
発信できるようになったことで、
会社や商品だけでない、
個人のブランディングの必要性が高まり、
差別化のために「セルフ」とつくようになったと思われます。
あとは単純に自分でやるからセルフがついた感じですね。
なので、ブランディングのプロセスとしては、
企業であれ個人であれ変わらないのが本当のところです。
セルフブランディングに対するよくある誤解
先ほどもチラッと話しましたが、
セルフブランディングとは、
自分を飾り立てて
等身大以上の素晴らしきものに見せること!
ではありません。全く。
そこにある大きな誤解をそのままにして
セルフブランディングをしようとすると、
根無草のようなブランドになってしまうので気をつけましょう!
見た目を飾ること=ブランディングではない
おそらく、
セルフブランディングという言葉をよく使うのが、
パーソナルカラーやファッションのコンサルタントさんが
多いからかなと思うんですが、
セルフブランディングとは自分の見た目や
価値を今以上に磨き上げて
素晴らしいものに飾り立てることだ!
という印象が根付いてしまっているように思います。
けれど実際のところ、
本人が持っている以上のものを
ブランディングすることは不可能なので、
見た目をなんとかすることでブランドを作ったとしたならば、
それは本当の意味のブランディングではなく、
単なるハリボテブランドでしか無いんです。
ちなみにハリボテブランドって何がダメなの?
売れるならいい!って人もいるんじゃない?
確かにね。
瞬発的に売れればいいならハリボテも悪く無いよ。
思いっきり豪華にしたらいい!
だけどハリボテだからね〜…
雨が降ったり風が吹いたら…怖いよね。
ブランドは作るんじゃなくて【発掘する】もの
じゃあセルフブランディングってなんのためにやるのさ?
という疑問がわきますよね。
正しいセルフブランディングというのは、
自分の等身大の価値を大きく見せずに正確に相手に伝えることなんです。
え!それだと色々不安!自信がない!
じゃあ今必要なのは
ブランディングじゃなくて
自身の商品を磨いてお客様にどんどん提供!
でもってブラッシュアップすることだよ。
厳しいようですが、無い袖は振れません。
ブランディングとは、
提供する商品が良いものであることが大前提。
だからこそ、
等身大の価値を伝えることに意味が出てくるんです。
要注意!【痛い】セルフブランディングとは?
時折見かける【痛い】セルフブランディング。
そうなってしまうのは、
見た目を飾り立てるもの〜…という、
セルフブランディングという言葉への誤解が原因かと思います。
そんな誤解から来た失敗例の中でも、
特に陥りがちな例とそれがなぜダメなのかをご紹介しますね。
【ラグジュアリー】【ゴージャス】は取り扱い注意案件
あなたも一度はラグジュアリーなホテルで
ティーカップ片手にアフタヌーンティーセットを楽しむ
女性起業家と呼ばれる人たちの投稿を見たことありませんか?
ラグジュアリーであったり、
ゴージャスだったり…
そう言う世界って非日常的で、
確かに目を引くし憧れる人も多いかもしれません。
だけどこれらの【非日常】を
自分のブランドに設定するのは要注意!です。
なぜならば日本人で
ラグジュアリーやゴージャスという
キーワードがしっくりくる人ってほとんどいないから!
生まれた時からアフタヌーンティーセットや
ホテルのラウンジに慣れ親しんで、
旅行に行く時はいつもスイートルームに泊まってました!
と言う人や、
そんな金銭的余裕はないけれど、
つねにラグジュアリーな空間を意識して
今まで生活してきました。
と言う人ならOKですが、
ほとんどのラグジュアリーさんは後付けです。
その世界観が素敵なのは、
ホテルのブランディングが素敵だからであって、
あなた自信の魅力がラグジュアリーさにあるわけではないのです。
【憧れブランディング】の落とし穴
ではなぜ、本来であれば
自分の生活に縁遠かったはずのラグジュアリーさや
ゴージャスさを全面に出したくなってしまうのかというと、
縁遠かったからこその【憧れ】の一択です。
多くの人はビジネスがうまくいって
お金に余裕が出てくると、
「私にはこういう生活が本当はあっていたんだ!」と勘違いをして、
急にラグジュアリーさんに変身します。
けれど、ラグジュアリーさとは
イコールお金のかかることではありません。
ラグジュアリーとはテイストであり生き方です。
例えば叶姉妹はゴージャスですが、
あの衣装を全部ひっぺがして裸にしたとしても、
グッドルッキングガイが周りにいなくても、
生き方そのものがすでにゴージャスですよね?
別に100円均一のアイテムでも、
うまく組み合わせればラグジュアリーにはできるし、
ユニクロを来ていたってラグジュアリーは表現できます。
なのにそれをやらずにきた人生ならば、
あなたの世界観ブランドの根幹は
ラグジュアリーさにはないと思って間違い無いです。
憧れブランディングに集まってくる人は理想のお客様なのか?
ラグジュアリーに限らず、
本来の自分ではなく憧れ発信のブランドを作ってしまうと
とてもよろしく無いことが起こる場合が多いです。
それはなぜかというと、
憧れ発信に集まってくるお客様は、
同じく憧れで集まってくるので、
あなた自身の世界観を見ているわけではなく、
その背景にあるラウンジやティーカップや
華やかな交友関係に興味があるからです。
どんなお仕事も、その道のプロであるならば、
お金で手に入れた色々よりも
あなた自身のゆるがない世界観ブランドを
買ってもらった方が安定感します。
例え何かバランスを崩して
スイートルームに泊まれなくなっても、
だれもあなたから離れたりしなくなるからです。
そうなれば、いつでも立て直しが可能になりますよね。
ちなみに、間違ってもラグジュアリーやゴージャスを
否定しているわけでは無いです!
もしご自身の素の世界観が
本当にラグジュアリーであるならば、
結構希少価値なので
ぜひ全面に押し出して活用してほしいですね!
セルフブランディングのやり方3ステップ
セルフブランディングは見た目を飾り付けることじゃ無いし、
自分を大きく素敵に演出することではない。
というのがわかったところで、
じゃあどうやってブランディングしていけばいいの?
という部分についてお話ししていきますね。
【1】自分の「当たり前」に気づく
なにはなくともまずはここです。
等身大の自分をブランディングしていくためには、
まず自分が何者なのかを知ることが必要不可欠。
自分を形作る
「価値観」「大切にしていること」
「好きなもの」「信念」はなんなのか?
それをしっくりくる言葉が出るまで言語化していきましょう。
これらのことって、
自分では「当たり前」のものとして扱っているので、
あえて書き出してみたりしない限りは
なかなか出てきません。
紙とペンを用意してチャレンジしてみてくださいね。
【2】世界観を発掘する
次に、様々出てきたしっくりくる言葉達を
ちょっと離れたところから眺めてみて、
つまり自分てどんな世界観の人なんだろう?
と考えてみてください。
出てきた人物像は、
優しそう?厳しそう?お堅そう?
楽しそう?頼しそう?安定してそう?
【3】キャラを見える化する
最後に、出てきた人物を
キャラクターとして見える化していきます。
ここでやっと出てくるのが「見た目」なんです。
そのキャラに合うファッションはなんだろう?
メイクは?シーンは?言葉は?
間違っても、骨格や肌の色だけで
あなたの世界観を決めないでください。
見た目よりまずは中身が重要!
それって結婚相手を決めるのと同じです!
見た目先行は事故ります。
女性のビジネスにディープブランディングをお勧めする理由
私は女性のスモールビジネスでは特に、
深い部分の世界観を見える化した
ディープブランディングをお勧めしています。
それはなぜかというと、
女性は共感して欲しい生き物ゆえに、
発信の際に自分自身のことを語る傾向があります。
また、理想のお客様は過去の自分というパターンも多いですよね。
そうなってくると、
根幹となるブランドに少しでも迷いや嘘があると、
いずれはそのほころびが大きな穴となり、
後から修復するのが難しくなってしまうからです。
だから、最初から自分が軸として持っているものを
発掘し、磨いて、全く無理のないように
表現していくと、気持ちも売り上げも安定していきます。
逆に男性はというと、
自分のことを語るのが苦手なため、
自分の提供する商品の世界観のみで
作り込んでいくことも可能だったりするんですよね。
女性だからこそ見た目を飾りたくなっちゃう人が多いけど、逆なんだね〜。
感情あと回しでいいから売れたい!って人は少ないし、
売れた後にそのブランドを継続することも視野に入れないと
作る意味がなくなっちゃうからね!