ブランディングと干し椎茸の戻し汁??
と、頭にハテナが浮かぶこと間違いなしの
謎なタイトルから始まりましたが、
この二つの関係性、
あなどりがたしと思う今日この頃なのです。
世界観カラーが決まるイベントが思いがけず大盛況
先日facebookで募集をかけて、
無料のイベントを開催しました。
その名も
【世界観カラーが決まる3daysチャレンジ】なるもの。
3日間連続で
毎朝8時に私から送り付けられてくる動画を見て、
あれやれこれやれと指示をうけつつ、
ゲーム感覚で自分の世界観(らしきもの)と
それに合う色を決められちゃう!
という、なんとも楽しいイベントでした。
20名程度集まって
細々できたらそれでヨシ。
と思っていた私の思惑は大きく外れ、
なんと総勢50名さまが24時間以内に一気に集まり、
追加で開催した第2弾も満席御礼50名さま。
日頃私のFacebookは
なんの役に立つことを更新するわけでもなく、
さして目立った募集をかけることもなかったので、
イイねの数も30行けば大満足。
なのに…突如として集まった100人…!
どこに隠れてた人たちなの!?
(いや、日頃から見てるけどお前の投稿がつまらんからみんなスルーしてただけ疑惑…)
嬉し恥ずかし軽くパニックになりつつも、
なんとかかんとか無事にイベントは終了。
感謝の気持ちを込めて
皆さんの中から出てきた世界観カラーの
待受画像もお渡しして、
普段なかなか
直でやりとりすることのない方々の姿が見えると、
こんなにも発信に手応えが出るのだなぁと
当たり前のことを思い出させていただきました。
本当に見れば見るほど
/
みんな違ってみんないい!
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良きイベントだった。うん。きっと。
干し椎茸とブランディングの共通項
ほいでですよ、
100人も集客しちゃったもんねという
みんなやりがちだけど見てる人からしたら
どうでもいい自慢話はここらにして、
タイトルの回収作業にかかりたいところ。
今回のイベントでは、
自分らしいカラーを決めるためには
まず自分がどんな世界観を持っているのかを
つまびらかにしないとですよ〜!
というところからワークをしていきました。
一度自分という人を詰めて考えてみて、
大事な核の部分だけを抽出します。
そして一度抽出したそのワードを、
今度は広げて一人の人格として言い表していきます。
〇〇な核を持った人って、
つまりどんな人だと思う??というような作業です。
ここでとある疑問が浮かぶ人もいるはず。
自分という人間から
核の部分を抽出して、
そこにまた肉付けして行ったら
また自分に戻るんじゃないの?
こう思われるかもしれないですが、
そうじゃないのがこのワークの肝なのです。
それはまるで…
干した椎茸を戻したときのような!
って、ここでやっと干し椎茸が登場。
こうして【干し椎茸】は話題をかっさらった
要は、干し椎茸って
一回椎茸をカリッカリになるまで干すじゃないですか。
水分とか余分なものが抜けきって、
残るのは椎茸の核になる部分ですよね。
で、その干し椎茸にまた水を加えて戻したら…
最初の椎茸に元どおり!!!
…ってならないでしょ?
椎茸の水分を抜いて
椎茸に水分を戻したって、
元どおりの椎茸ではなく
なんだか味も香りも凝縮されて
濃くなった椎茸が完成しますよね?
人間もそれと同じ(!?)
自分の中の核の部分を言語化して、
その核を持った人がどんな人かを
表現したら…元どおりの自分ではなく、
濃ゆ〜い自分ができあがるわけです。
で、それが世界観を軸にしたブランドの種になる。
(ワークしないとわかりづらいですがこれ本当)
自分でもこの例えはかなり言い得て妙だなと感心しまして。
ワークショップにご参加くださった皆様からも、
「今後干し椎茸の人って呼びたいくらい」という
よくわからないお褒めの言葉をいただいたほど、
干し椎茸の例えはヒットしたわけです。
干し椎茸の戻し汁は…不要なものなのか?
ただですね、ふと考えました。
ブランディングをしていく際に、
核を抽出して言語化と見える化していく作業は
必ずや必要です。
だけど、干し椎茸と同じなら、
不要と切り捨てられた戻し汁は、
本当の本当に不要だったのだろうか?と。
調べてみたら、
戻し汁ってめちゃくちゃ栄養分が豊富なんですって。
なんと生椎茸の30倍も栄養素が含まれてるほどに。
個人事業主のブランディングは、
自分という人を突き詰めてゆき、
世界観を発掘・磨き、表現することです。
私ってこんな人で、
私のサービスってこんなに素敵なの!
というのを、ビジュアルを含めた全ての表現を使い、
とにかくわかりやすく明確に示すことが求められます。
だから、戻し汁を
いったん捨てるのは問題ないことなのだけど…
でも、人生の旨味って、
ほどんどが一見すると「無駄なこと」に
散りばめられてるよなって。
戻し汁に学ぶ人生とブランディングの醍醐味
世界観を発掘して、
自分の軸はここなのだとわかると、
なんだかとても安心感が出てきます。
いざとなればここに戻って来ればいいと思えるような、
自分の中にベースキャンプができる感じです。
だけど、そのベースを持ちつつ、
無駄や余白を存分に楽しめたら、
人生はもっとずっと素敵だよね。
もしかしたら、
ブランディングもそうなのかもしれない。
核が見つかって、
強くて透明度が高くて
ブレないブランドができた次のステップは、
そのブランドを軸に
どれだけビジネスの無駄と余白を
楽しめるかが最重要ポイントなのかも。
そう考えると、
私の中のブランディングがもっともっと
楽しくできる気がして
一気に視座が高くなったような気持ちになりました。
まずは軸
次に無駄と余白と雑味たっぷりの戻し汁。
側から見たら意味わかんないだろうけど、
私はここを大事にしていきたい次第です。
…………ちなみに、
私が唯一食べられない食材は、
椎茸なんですけどね。笑