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【totto×空間改善インテリアコーディネーター:谷口久美子様】ブランドの方向性に沿った主力商品の構築+タスク管理力アップ

空間改善インテリアコーディネーター:谷口久美子様

大学で建築を学び、積水ハウスのリフォーム部門に就職。

結婚を機に退職し、自宅のDIYを開始。
リフォーム、インテリアコーディネーターの経験と、DIYの技術を活かし、知人のために1LDKの賃貸マンションを一人で2ヶ月かけて美容室へとフル改装。

それが話題を呼び、小さなお店や自宅サロンの空間を、アイディアとセンスで無理なくコスパよく蘇らせる事業を展開している。

事前面談:どうしてtottoに?

谷口久美子さん

ブラプロで自分の進む方向や打ち出し方は決まったので、そのブランドを反映した主力サービスを強化して、いつでも販売できる体制を整えたいです。

そのために何をどの順番で進めていくか、tottoと相談して迷いなく進められたら嬉しいです。

ブラプロ卒業後、すぐにtottoのサポートを希望してくれた谷口久美子さん(通称たにくみさん)。

インテリアコーディネートとリフォームのキャリアは確かなもの。
フリーランスになってからも、口コミとリピートのみで充実したお仕事に取り組んでいらっしゃいました。

そんなたにくみさんは、まずブラプロにてご自身の人生・キャリア・想い・スキル・世界観などを徹底的に棚卸し。

事業全体の大きな方向性が定まったタイミングで、今度はその事業にふさわしい主力商品の構築を希望されていました。

谷口久美子さん

あと、お客様とのやりとりやスケジュール管理をシステム化していないので、全てアナログ管理で大変なのもどうにかしたい!

これは専門家あるあるなんですが、ご自身の本業への熱量や専門性が高い人ほど、
その確かな腕一本で仕事に邁進していて、スケジュール管理やお客様とのやりとりは毎回手作業。
根性で乗り切る!みたいな。笑

黒羽照葉

裏方作業を効率化した方が良いのはわかっていつつ…
クライアント様に届ける商品のクオリティーをあげる方に時間を使いたくて後回しになる気持ち、私もデザイナーなのですごくわかります!

山中麻衣子

任せてください。しっかり効率化していきましょう!

4ヶ月後の目標

tottoは4ヶ月で1クールのため、事前ヒアリングのお話を受け、このような目標をご提案しました。

もちろん、tottoの力だけではこの目標には到達できないので、たにくみさんにはこんな感じで行動していただきます。

ノーマルモードと、ハードモードの二つの目標をご提案し、たにくみさんはハードモードを選択。

主力商品の構築を軸にしつつ、クライアントワークに追われてしまう状態を解消していきたいと思います。

4ヶ月間の記録

1ヶ月目:想像以上に抱えていた仕事の棚卸しとゴールの再設定

まず1回目のtottoミーティング(2時間)では下記の内容について確認しました。

  • 現在抱えている案件の種類分け
  • それぞれにかかる時間や稼働に必要な期間の確認
  • スケジュールの見える化

まずこの段階で、予想していた以上に大量の案件が出てくる出てくる…!

「集客のための発信ができてなくて…」とおっしゃるたにくみさんですが、ご本人の明るいキャラクターと、とことんまでクライアントさんの要望を叶えようと動いてくれるホスピタリティーですでに大人気!

逆にある程度取捨選択して、毎回フルオーダーの状態をなんとかしないと、とんでもない忙しさから抜けられないとお話をさせていただき、まずは抱えている案件の「バジェット」や「かかる時間」を確認。

  1. バジェットが小さい分サクッとお届けできる案件
  2. バジェットは小さいが工数はそれなりにかかる案件
  3. バジェットが大きいため工数も多く時間がかかる案件

ここでポイントになるのは、バジェットの大小や工数にかかわらず、どの案件もお客様とのやりとりにかかる時間は大差ないということ

ならばどれを中心に引き受けて、どれを減らしていきたいかを再度確認。

また、取捨選択していく基準として、今抱えている案件を【見える化】したガントチャートと、notionの専用ページを作成しました。

※画像はサンプルです
山中麻衣子

これがあれば、自分が今どれだけのお仕事を抱えていて、どの時期に忙しさが重なるのか見通しが立つので、依頼を受ける段階で調整が効きます。自分のキャパにも気づくことができますよ!

また、スケジュール確認に加えて、主力商品の設計に向けて以下のことを確認。

  • 今までのお客様の傾向とそれぞれどこからご縁をいただいたか
  • コーディネートやリフォームなど様々な経験の中から何を一番売りたいか
  • どんな働き方が理想的と思えるか

その結果、たにくみさんが得意とするクライアントさんとの付き合い方や、出会いの意図的な作り方が見えてきました。

黒羽照葉

人ってみんな無意識に、自分が得意な方法でお仕事を進めているものなんです。
なので、今までうまく行った方法を棚卸して、そこに再現性を持たせていくのが一番近道!
たにくみさんは新規の方とどんどん出会うよりも、出会った一人一人との関係性を大事に長く育めるタイプ。
それを踏まえた上で、主力商品の方向性を定めていきます。

2ヶ月目:「言葉を突き詰める」のは一人でやるよりチームがいい

2回目ミーティングではこんな内容についてお話ししました。
2時間あれば、かなり色々進められます!

  • 1ヶ月目の振り返り:クライアントワークで大忙し!
  • ペルソナ像を棚卸しと人物像の共有
  • 先月作成したスケジュールフォーマットの再確認
  • インスタの使い方相談
  • 主力商品のプレゼン資料チェック
谷口久美子さん

クライアントワークに追われてしまって、tottoの宿題やる時間があまり取れませんでした〜💦

というひと言から始まったミーティングでしたが、tottoが始まる前から決まっている仕事はあるわけなので、1ヶ月目はそれも仕方のないこと。
大事なのは、この先入ってくる依頼を整理していけるか?なので、スケジュールに関しては今後成果が出てくるはずです。

山中麻衣子

クライアントワークで発生するタスクも、これまでの経験やスキルで頭の中で完結させていた、たにくみさん。今何をやっていて、どこまで進んでいるのかが分からなくなってしまうこともあったそう。

これを機に、ルーティン業務や必要な準備物、進める順番などを一度洗い出し、リスト化しました。毎回、初めから考えるという時間の効率化で、今後のクラアントワークにかかる負担を減らしました!

そんな忙しい中でも「ペルソナ像の棚卸し」と「プレゼン資料を考える」という宿題はきっちり取り組んできてくれたたにくみさん。

すでに事業のブランディングは完了しているし、多くの商品提供もあるため、実はペルソナ像も商品の概要もほぼ見えているんですが、
それでも今回あらためてそれらを言語化してきてもらったのには理由があります。

多くの事業主さんがこの「言語化」を、何となくこんな感じ…というところまでで止めてしまい、突き詰めていない傾向があります。

突き詰めずにぼんやりさせたままでも仕事はできるんですが、実はそれが「忙しいのに売り上げが思ったほど上がらない」原因になるんです。(詳しくはまた別記事にて…)

とはいえ自分のことは客観視しづらいものなので、一人で突き詰めるのは至難の業。

今回はその部分について一緒に商品のプレゼン資料を見ながら、足りないところや矛盾点を見つけて、改善の方向を探っていきました。

黒羽照葉

tottoはあくまでもサポートチーム。
たにくみさんがしっかりと自分なりの「言語化」を進めてきてくれたからこそ、ミーティングが充実した時間になりました。

生み出す部分は自分の意思を示してくれる、芯のある事業主さんのサポートは本当にやりがいがあります!

3ヶ月目:タイムプランニングもプレゼン資料も大きく変化!

あっという間に後半に差し掛かって3回目のミーティングではこんなお話をしました。

  • 1ヶ月目の振り返り:クライアントワークが調整できた!
  • インスタ投稿の相談
  • 主力商品のライト版についての相談
  • プレゼン資料のブラッシュアップ

山中、黒羽共に思わず拍手してしまったのが

谷口久美子さん

クライアントさんからの依頼を、すぐ受けるのではなくガントチャートを見ながらスケジュール調整してからお引き受けできました!

というご報告!おぉ〜これは嬉しい。

スケジュール調整が得意な人からしたら何がすごいのか分かりづらいかもしれないんですが、クリエイティブな要素のあるお仕事は、きっちりとお仕事時間を測ることが難しく、

しかもクライアントさんから「なる早でやりたい!」と言われてしまうと、自分が頑張れば何とかできるか…と引き受けがちなのはクリエイターあるある。笑

けれどガントチャートでいつが混み合うのか事前に把握できたことで、そのまま引き受けるのではなく、いつならできるのか、ボリュームを調整できないかなど、事前に調整ができるようになりました。

山中麻衣子

このご報告は、本当に嬉しかったです(;;)
頭の中だけで考えて判断していたものを目の前に出す(可視化)することで、冷静に物事を判断できるようになるんですよね。
先月、業務の項目やかかる時間についても、整理していたことも良かったですね!

自分も疲弊せず、最高のパフォーマンスでクライアントさんにサービスを提供し続けるには、この調整方法は必須です!

そして、一番のメインとしてお話ししたのは「主力商品のプレゼン資料」について。

  • 何をどの順番で伝えれば良いか
  • 見ていて分かりづらい点は無いか
  • 伝え忘れている情報はないか
  • 追加または削除すべき情報は何か
  • 言葉だけでなくビジュアルとして受け取りやすい形になっているか

情報を可視化したコミュニケーションのプロ=デザイナーであると自負している黒羽が、これらについて隅から隅までチェックさせていただき、

それを受けてたにくみさんが修正するという作業を繰り返したことで、回を追うごとに格段に見やすく、内容も厚みが出てきました。

黒羽照葉

実際にお客様にプレゼンするための資料をまとめていくことで、
たにくみさん自身の、商品に対する理解度や自信も増していくのが見て取れました。

商品の解像度がアップすれば、伝わりやすくなり売れやすくなるため、プレゼン資料を作り込むのはすごくおすすめです!

\現在4ヶ月目をサポート中!

tottoのサポートをたにくみさんがどんな風に生かしていくのかは、また追ってレポートします。続きをお楽しみにお待ちください。

また、tottoでは不定期にて追加の募集を受け付けております。
詳細は下記よりご確認ください。

ABOUT ME
グループ相談会120分×2回グループオンライン
クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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後編 LINE

具体的に、個人のビジネスパーソンがブランド作りをしていくための手順を、ブランディングをした人の実例を交えながら解説していきます。