個人事業主は元々持っているリソースが少ないので、どうしても潤沢なお金や時間を持てないことが多いですよね。
だからこそ、まずは自分で調べたり工夫するための「独学力」を育てていって欲しいんです。
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まず何事も「検索」から。
独学力と言うとちょっと難しそうに聞こえるかもしれないですが、分からないことを検索して自力で解決することは独学力のうちの一つです。
個人事業主をしていると、会社みたいに仕事のやり方を尋ねることができる相手は周りにいません。
そんな時、わからないことがあるとすぐにお金を出して人から教わろうとして、まず自分で調べるというステップを踏まない人は、独学力が育っていない傾向があります。
素人が「これ不便だな」「やり方わかんないな」と思うことはだいたい似ていて、その道のプロやマニアの方々が先回りして、ブログや動画で丁寧に解説してくれています。
なぜそんな親切に解説してくれるのかというと、たくさんの人が同じように検索している“困った”にフィットするアンサーを作ればアクセス数が増えるし、そこにフィットする商品を作れば間違いなく売れるから。
だから、自分で調べただけですぐに答えが見つかることも多いんです。
自分で調べて考えることが成長のきっかけに。
私が良く使うイラストレーターやフォトショップなどのソフトにも、皆さんが普段使うエクセルなどにもたくさんの機能が備わっていますよね。
自分では使いこなしているつもりでも「ちょっと不便だな」と思っていることを検索してみると、いつの間にか新しい機能が開発されていたり、ボタン1個で解決できるように改善されていたりすることもあります。
でも、いくら機能が開発されても、まずは検索しないことにはそんな嬉しい機能が追加されたことに気づかず過ごしてしまうんですよね。
だから日頃から“自分で調べること”を意識して、独学力を育てておくことが大事。
検索窓にイラレ ○○不便 など入れるか入れないか。
その差だけで、その後の成長の度合いが全く違ってくると思うと、やらない手はない!
私はそう考えているからこそ、自分で調べずに、調べたらすぐに分かるような質問をする講座生さんを見ると、
私が答えるということはつまり、あなたの独学力の成長を妨げちゃいますよ…?
育つはずのきっかけを奪ってしまいますよ…?
という気持ちになってしまいますね。
何でもすぐにお金を出して習うことを考えるのではなく、まずは自分で調べてみたり自分の知識を組み合わせて何とか解決できないか考えてみたりする。
個人事業主は、投じられる資金やかけられる時間が少ないからこそ、独学力をつけることを意識していくといいんじゃないかなと思います。