SNS/発信

集客の必須項目!発信力を高める方法。

発信力を高める

発信力の重要性とは

SNSが普及してからというもの、しがない個人事業主であれ、学生であれ、誰でも世界へ向けて発信することができる便利な時代になりました。

実際私は会社員を独立して10年近く、発信することでお客様と出会い、お仕事をいただいてここまで来ています。

リアルでの出会いも大事にしたいところではあるけれど、発信をすることで得られるチャンスの多さは、発信前には考えられないほどでした。

とはいえ、誰しも発信ができる時代だからこそライバルも多く、難しさもありますよね。

そんな中でも選ばれる、集客につながる発信をするにはどうしたら良いのか、今日はそんなお話です。

発信力を高める

発信力とは何か?ビジネスにおける役割

発信力とは、広くとらえればインターネットに限られたものではありません。

その人が何かを「伝えたい」と思った時に、その声がどれだけ広く深く届けたい人に届くのか?つまり「発信力」は「影響力」とも言い換えられます。

例えば好感度の高い芸能人は発信力が強いですが、それはテレビなどそもそも広く伝わる媒体を介しているからという理由に加えて、「この人の言うことならば信じられる」というブランド力もセットになっています。

ビジネスにおいても大事なのは、「この人に頼みたい」「この人と仕事がしたい」と思ってもらうこと。

ただただ数多くの人に声が届けばそれで発信力が強いかと言うと、信頼の伴わない発信力はビジネスにつながりません。

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発信力が高い人の特徴とその意義

これだけ多くの人が日夜発信しまくっている現代です。その中で発信力が高い人というのは何が違うのかというと、やはり「突出した何か」を持っている人であると言えます。

ということを伝えると「やっぱりすごい人じゃ無いとダメなんだ…」と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、突出=すごい能力とは限りません。

例えば

  • 発信の回数が桁違い
  • 大喜利のように例えが秀逸
  • 情報が常に最速
  • 常に前向き
  • (逆に)常に後ろ向き
  • くだらなさを極めている
  • 清潔感が半端ない
  • 包み隠さない様が圧巻

などなど、突出の仕方は正直何でもいいんです。一見地味でもいい。

まずは何でもいいので何かにおいての「異常値」を叩き出していることが、数多くの発信者の中で埋もれないために大事です。

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発信力がない人の今後の課題

数多くの発信者さんをサポートしてきた私が見ている中で、発信力が弱いな…という方の傾向としては、「自分の特性を理解していない」というのがあります。

人間て、誰一人として同じ人はいないですよね。オギャアと生まれたその瞬間から、もう個性の塊でしか無いと思うんです。

けれど、大人になればなるほど、他者に合わせることを学んでゆき、自分の個性の中でも「これはいい個性、あっちはダメな個性」とジャッジをした結果、自分の特性が少しずつ丸く削られていってしまいます。

日常生活を送る中ではそれも大事なことですが、発信となると話は別。

異常値を叩き出すために一番楽なのは、自分の特性を思い切り尖らせて全面に押し出してあげること。

そのための自己理解と、それを表に出す勇気、この二つがとても大切です。

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発信力を高める具体的な方法

では、具体的に発信力を高めるために、どんなことをしていけば良いのか、基本的な部分を押さえておきましょう。

発信の目的を明確にする

発するのは、何かしらの目的があり、誰かに向けて届けること。

なのに、Web上での発信となると途端に「誰に」がすっぽ抜けて、大きな空に向かって独り言を叫んでいるような人が多くなる不思議。

多くの方を見てきて、これが原因だなと思うところとしては、巷に溢れるノウハウに踊らされて、目的と手段を履き違えてしまっていること多々。

インスタのアルゴリズムが云々、今は動画が云々…様々言われてはいますが、基本はシンプル。

誰に、何を届けたいのか?たった一人を振り向かせることもできない演説に、多くの人が耳を傾けることはありません。

「私は〜!」と空に向けて叫ぶのではなく、誰か一人の方をポンポンと叩いて、「あなたに聞いて欲しいことがあるの」と話すような場面をイメージしながら発信してみましょう。

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SNSやWebを活用した効果的な発信法

情報が多すぎる現代です。音楽のイントロすらもどんどん短くなっています。

そんな中で自分の情報を見てもらうために効果的なのは「情報をニッチに絞り込むこと」です。

例えば「お金」をテーマに発信をしても、お金の悩みは様々です。

「お金が欲しい人」のような広すぎるテーマに対し「これは私に向けて言ってくれてる!」と思える人は少ないですが、
「毎月楽にあと3万円貯金したい方」のようなニッチなテーマであれば「私にぴったりの情報かも」と足を止めてもらえます。

色んなお客様に来て欲しい気持ちはわかりますが、まずはテーマを絞り込むこと。

そうすることで、そのテーマど真ん中ではなくとも、近しい周辺の人も集まってきてくれるようになります。

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相手に伝わる言葉選びと表現技術

広く発信するとなると「きちんとしなきゃ」とかたくなってしまう人も多いなと感じます。

正しい情報を、丁寧な言葉遣いで、きちんと伝える…と言った具合です。

でもそれだと、教科書とかニュースとかに近いというか…要は「つまらない」発信になってしまうんですよね。

発信には個性が必要です。そのために、自分らしさが出る言葉選びは何でしょう?

正しいことよりも大事なのは、熱が伝わること。表現技術なんて言うと難しそうに感じてしまいますが、リラックスした発信ほど、見聞きしている相手もリラックスして受け取りやすいものです。

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発信力を強化するための実践練習

発信力を強化していくために必要なのは、発信…の前に、インプットです。

発信が苦手と感じている人の多くは、ゼロからオリジナルの発信をしようと意気込んでしまう人が多いのですが、ゼロから何かを生み出せるのは生粋のアーティストくらいなもので、

ほとんどの人は何か見聞きした情報を元に、それを自分がどう感じたのか?というアウトプットの形じゃないと何も出てきません。

そのため、まず大切なのはインプット。

何か発信のためのネタがないかな?とほんの少し意識しながら出かけるだけでも、ネタは転がっているものです。

効果的なアウトプットのための心構え

ただ、インプットしたものを、そのままアウトプットするのでは、ただ情報の横流しになってしまいます。

大事なのは、外側から何かの刺激を受けたなら「私はどう感じる?」と自分の中で咀嚼すること。

例え同じ映画を観たとしても、その感想は100人いたら100通りあるように、どんなことでも一度自分の中の「感触」を通すことでオリジナルになります。

その時に大切なのは、自分の感覚を「特別なもの」だと信じること。

自分の感覚って、自分では当たり前だと思って見逃してしまいがちなんですが、そんなことありません。

あなたの感覚はあなただけのもの。それをアウトプットすることでオリジナリティーは育っていきます。

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傾聴力とフィードバックの活用

すでに自分でビジネスを始めている人であれば、お客様から日々質問されることや、悩みについて発信するのも大切な発信のネタになります。

誰かから聞かれたことに、自分が何と答えたか?誰かの「困った」を自分はどう解決したか?これをそのまま発信にしてください。

一人の人が困っていることは、必ず同じような内容で困っている人がいるはずです。

自分発信では無いからこそ、独りよがりではない感謝につながる発信になります。

そう言う意味でも、お客様とのやりとりにはたくさんのヒントが詰まっていますので、ひとつひとつ流さずに、メモを取る癖をつけるとネタ切れ知らずになれます。

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時間管理と発信内容の整理術

「発信が苦手」と言う人の中には、発信に時間がかかりすぎて億劫になってしまうと言う人も多いかと思います。

発信は、一時的に力を入れたり、何回やれば結果が出るというものではなく、長く継続していかなければいけないからこそ”労力を割きすぎない”ということも大切です。

いざ「発信するぞ」と思ってから「何を発信しよう?」と考えていては毎回大変な労力がかかります。

発信が日常の中に溶け込むよう、日頃から工夫してシステム化してしまうのがおすすめです。

  • 自分が発信すべきカテゴリーを整理し覚えておく
  • 自分だけのライングループを作って、ネタになりそうなことはすぐにメモ
  • ブログの内容をインスタにも転用するなどネタを使い回す
  • 思いついた時にある程度構成を作ってしまえるように、音声で録音しておく
  • 「毎朝1時間は発信の時間」など習慣化して省エネする
  • CANVAでフォーマットを作る

これらは私が実際に行なっている工夫です。

どうしたらモチベーション高く頑張れるか?ではなく、どうしたらモチベーションが低くても楽に継続できるか?を考えましょう。

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社会人基礎力としての発信力の必要性

私は会社員時代、自分の伝えたいことを相手に届けることがそんなに得意ではありませんでした。

けれど、独立して10年近く、発信をすればするほど、自分が何を大切にし、誰に何を伝えたいのか?と言う精度がどんどん高まってきています。

最初はよちよちの個人ブログ800文字程度を書くにも2時間もかかっていたものが、今では2000文字の記事作成でも1時間かかりません。

きっとどんな仕事をしていても、人と人のか関わりがあることは変わりません。

「伝える」と言う重要なスキルを磨く意味でも、発信力はつけておいて損はないと思います。

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発信力を高めるための具体的な事例

ここまで、発信にまつわるポイントをお話ししてきましたが、とはいえ何千、何万、何億と言う数の発信の中で選ばれるのは大変なことなんじゃないの?と思われるかも知れません。

けれど、実際に私がサポートした方々が発信力をつけていった過程は、どの方もそんなに大それたことはせず、むしろリラックスしていくことの方が大切だったなと感じます。

実際のケーススタディ: 高い発信力を持つ人の成功事例

【Before】
自分の発信に自信がないため、個人の日記のような発信で、誰からも反応のなかったMさん

【After】
「この人のために届けたい!」と思える人物像を設定したことで、発信の解像度が上がり多くの人に刺さるように

【Before】
毎回発信内容を考えるだけで心が折れてしまっていたTさん

【After】
自分が発信すべきカテゴリーを定め、それに即したフォーマットを作成することで、考えなくても発信が継続できるように

【Before】
自分の話なんて誰も興味ないだろうと思い、ありきたりなノウハウばかり発信していたAさん

【After】
伝えたい「想い」をしっかりと見つめ直し言語化したことで、自己表現ができるようになり、そこに共感する人が集まるように

発信力強化のためのインプットとアウトプットのバランス

いい発信のためにはインプットが重要と言うことは前述した通りですが、インプットばかりに偏って、アウトプットが詰まってしまっても意味がありません。

特にアウトプットは「学んだことを自分のものにしてから…」とか「もっと上のレベルの人がいるから語れない…」と言ったブレーキがかかりやすいところではありますが、

背伸びをせず正直に「先日〇〇について勉強してきました。そこで私が学んだことは…」と発信してみてください。

実際私も駆け出しの頃は、偉そうに語れることなんて何もなく、日々学んだことや感じたことをアウトプットすることで、共感を得られていました。

発信で大切なのは、届けたい相手との信頼関係を築くこと。

うっかり「すごい人」に見せたくなってしまう心理が働く人も多いですが、意外とそう言うのっって、見ている側にはバレてます。

背伸びをせずに、等身大のまま誠実な発信をする人には自然と信頼関係がついてきますので、できる限り肩の力を抜いた表現ができるよう意識してみてください。

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動画や音声を使用した新たな発信プラットフォームの可能性

「発信」とひと口に言っても、今はその手法は様々です。

高い発信力を持つ人は、どのプラットフォームでも通用するわけではなく、自分の得意なプラットフォームを追求する人が多いです。

例えば、喋らせたら何時間でも話せるけれど、文章を作ろうとすると何時間もかかって1投稿しかできない…と言うような人は、Youtube/Stand.fm/インスタライブなどが向いてますし、

書くとなるとどうしても長文になってしまうと言う人は、Xよりもnoteやブログが向いています。

拡散を狙うならこのSNSがいい。などといった情報はいくらでもありますが、だからと言って自分に合わなければ意味がないのです。

実際私も拡散力が弱いと言われているStand.fmを1年間毎日発信し続けた時は、ちゃんとStand.fmからお客様が来ていました。

結局一番大事なのは「コンスタントに続ける」と言うことなんですよね。

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まとめ

SNSなどで発信をすることで集客するという働き方が浸透してきたのは、ほんのここ数年の出来事です。

それまでは、ごく一部の限られた人しか発信なんてしてこなかったわけなので、自分の言葉を世界へ発信すると言うことが、なんだかすごいことのように感じてしまう人が多いのも頷けます。

けれど発信は、ちゃんとする、しっかりやる、すごい人だと思ってもらう…などの思い込みとは正直真逆です。

どれだけ等身大で、そのままのあなたの魅力を、自分の言葉で語っていけるのか?の方がずっと大事。

なんなら、カッコ悪い姿やもがく姿勢の方が共感を得るような世界なんです。

でも「等身大の自分」なんて、自分ではなかなかわからないものですよね。自分にとっての普通って、普通すぎて見えないものですし。

そのため、一度しっかり自分自身の棚卸しをするセルフブランディングをお勧めしています。

他者と被り用のない特性を、そのまま発信したり、お仕事に活していくために、一生使えるスキルになります。

ABOUT ME
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クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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