ブランドの作り方

ファットでマッチョなサービス設計

ALBUSの魅力

私が大好きなサービスに「ALBUS」がある。
毎月8枚まで無料で写真を印刷してくれるアプリだ。

月の初めに「先月分印刷しましょ」と通知をくれるので、
なんだかんだ忘れずに毎月数枚だけ、
大事な写真を印刷し続けること7年。

放っておけばただただスマホの中でメモリをくっていく
振り返らない画像とは違って、
厳選され紙に印刷された写真は
時折振り返っては、日常は宝物だなと思い出させてくれる。

また、本来写真印刷のキャッシュポイントは印刷代だろうに、
それを毎月無料にしたそのサービス設計の美しさに惚れ込んでいる。

似たような写真印刷のサービスはあれど、
ALBUSほどスマートでわかりやすく
なんの躓きもないサービスは他にないんじゃないか。

先日、そんなALBUSのCXO、
伊野さんのインタビュー記事を読んだ。

伊野さん曰く「今ある悩みを起点に商品を作る」のは
王道のセオリーではあるけれど、
同時に、ファットでマッチョな商品が出来上がりがちだという。

ファットでマッチョな商品設計

どういうことかすごく簡単に説明すると、
「今、これに困ってます」という悩みにつどつど応えていくと、
あれも必要?これもあった方がいいい?と
色んなものをつけたし詰め込みしたくなって、
気づけば本来の目的がボヤけた
ファットでマッチョな商品になるというもの。

高機能家電とか、まさにそれ。

なので伊野さんは「ゴールから設計する」とのこと。
悩みを抱える人たちは本来目指したい場所があって、
そことのギャップで悩んでいる。

ならば、最高のゴールを先に設定して、
そのために必要なものは?というのを厳選して設計していく。

最高のゴールに必要のないものは付け足さない。
できる限り身軽に研ぎ澄ませた要素のみを残すことで、
シンプルで美しく強いサービスが出来上がる。

うーーーーーん、なるほど。これは耳が痛い。

じゃあ私のサービスはどうなのよ?と
己を振り返ってみると、
今現在まさに、ファットでマッチョな商品群を抱えて、
重いなぁ…と頭を抱えていたところ。

というのも、私の性質として、
「私はこれが作りたい!」が無い。

だから、目の前で困っている人や
躓いている人が「こうなりたい!」と言っている状態へ
導くには何が必要なのか?という思考で
あれやこれやと商品を作ってきた。

目指すべきゴールと設計

結果、あれも欲しいこれも欲しいに応えた
重たくてわかりづらいソレが積み上がり、
それをなんとか解消できないものかと試行錯誤した結果、
一旦、伊野さんと同じところにたどり着いた。

最高のゴールはこちらが設定せねばならんな。と。

そこから導き出したのが
「リルートワーク」という概念。
このゴールに向けて、すべての商品群は成り立つ。

けれどまだ、リルートワークの打ち出しが弱い。
リルートワークを叶えた先の「最高のゴール」が
誰がみても直感的にわかるような形に描けていない。

だからまだ、商品群が重だるい。

同じ設計に気づいて自力で目指し始められた自分は褒めたいが、
同じ設計に気づいたところで
ソレを実現できているかどうかは次の段階。

けれど同時に、目指す方向さえ定まれば、
あとは設計して構築すればいいだけだ。
体験デザインは私にとって得意分野。

最高のゴールに向けて、
サービスをどう体験してどう行動し結果を出してもらうのか、
そのために言葉とデザインを駆使して進めばいい。

目指すはALBUSのように、
シンプルで強くて息の長い商品。
ピークハント型の血が騒ぐ…!

ABOUT ME
グループ相談会120分×2回グループオンライン
クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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