STORY(ビジネス編)

【STORY(ビジネス編)】就職活動はとにかく決まればそれで良かった

テリコ

この記事はテリコのキャラクターやお仕事遍歴を知っていただくためにシリーズ化しています。
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私が就職したのは確か2004年くらいだったかなと。

一応東京の美大を卒業したのでデザイナーとかで就職するのが
セオリーかな〜…くらいの思考停止状態で
世間の荒波に放たれたのを覚えています。笑

と言うのも、その当時は就職氷河期真っ只中。

エントリーシートを30社に提出して1社しか面接してくれなかった…
なんてことが当たり前のご時世だったんです。

その厳しさは日頃ニュースやら先輩の声やらで聞かされていたので、
ビビりな私はとにかくどこでもいいから決めたい!
就職浪人になって周りから遅れを取るとかありえない!
入れればどこでもいいです!と言うスタンスで、
めっちゃくちゃ真面目に就活しました。

最低限の希望としては、デザイン関係に行きたいなぁと言うことのみ。

なんのデザイナーになりたいの?
どんな会社に入りたいの?
社会人になって何がしたいの?
就業形態とか…言葉知ってる???

当時はそんな知識すら皆無。

さらには周囲から漏れ聞こえてくる声に翻弄されまくり、
「デザイン事務所は地獄らしい」→地獄は嫌なので却下
「大手メーカーはうちの学校からじゃ厳しいらしい」→受からないなら受けなくていいや

一時が万事そんな感じで、
本人的には色々考えているつもりだったけど、
今思うとどの会社を受けるかという判断基準は…ほぼ勘だったなと。笑

で、なんで私がそんなに就活に消極的だったかというと、
単に自信がなかったから。
チャレンジできなかったんですよね。

うちの大学は一応東京の美大と言えど、
美大の中では「あそこだけは行きたくない」と
はっきり言う人もいるような学校。泣

他の美大ぜーんぶ落ちちゃて、浪人もさせてもらえず
仕方なく入ってくる…なんて人もいる学校だったんです。

私はそんな学校でしかも附属高校から入ってるし…
(大体どこの学校も付属生ってレベルがアレよねって言われるよね)

だから、学生時代の実技の成績は結構良くて学年でも上位をとっていたけれど、
所詮うちの学校ってそう言う感じなんでしょ?
その中で成績が良かったからって、社会に出たら通用しないんでしょ?

そんな風に、社会に出る前から諦め切ってのスタートでした

そしてなんとか決まったのはジュエリーメーカー。

それも面接では「どこの配属になるかわからない。営業かもしれない。」
なんて言われていたのに入ったんです。

就活が嫌すぎて、いつの間にか唯一の希望であった
デザイン職ですらどーでも良くなったんでしょうね。笑

今思えば、ゼロスタートでどの会社でも選べるなんて
楽しい以外の何者でもないのに、
本当自分のマインドでチャンスを逃してきたなって思います。

でもってこのマインドって恐ろしくて、軸がないんですよ。
ネガティブを回避するための選択でいく先を決めてるだけなので、
自分の意思がどこにもない。

人間は自分の自由意志でどれだけ選択できたかが
人生の充実度に大きく影響を及ぼす生き物です。

自分で選ぶことを放棄して、ゆらゆらと流された場所に行っても
何をしに来たのかがわかってません。

そんなんだから、ここから10年間の
辛くて苦しくて長い会社員生活がスタートします。

ABOUT ME
クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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