今回は、ブランディングするなら
めちゃくちゃ大切にして欲しい、
ことを5つご紹介します。
中でも絶対にやっちゃいけないことを
重点的にお話しします。
これをやってしまうと、
せっかくブランディングをしても、
一気にそれが崩れてしまいかねないので、
最初からやらない方がいいよ〜ということですね。
ちなみに今回は、個人事業主さんや、一人社長の経営者さんなど、
実際に商品を提供してる人の顔やキャラクターといったものが
割と表に出やすい、スモールビジネスの場合の
ブランディングという風に
考えていただけばいいかなと思います。
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大切にしたいこと1:必要以上に【盛らない】
ブランディングをするとなると、
どうしても自分をよく見せるみたいなイメージが強い人が多いですが、
実はブランディングでは、ない袖は振れません。
必要以上に盛ってしまうと
実態と見せ方にギャップが出るわけなので、
当然ながら後で大変なことになるわけです。
下手するとクレームにすらなりかねません。
そのため、盛るのは絶対にNG。
ただ、そうなると、
良く見せないなら、
何のためにブランディングするの?
と疑問に思う人がいるかなと思います。
実は、世の中の商品や、
スモールビジネスのサービス提供者で、
本来の自分の良さを100%表現できている人は、
まぁまずいないです。
100%自分のことを伝えられて、
100%相手に伝わることはとても難しいこと。
そのため、ブランドを作ると言っても
わざわざ盛る必要は全くなくて、
限りなく100%に近く、
自分の魅力はここですよということを、
正直に発揮できさえすれば、
十分に選んでもらう理由になるんですね。
つまり、必要以上に盛って嘘をつく必要は無いですよ。ということ。
自分のまんまで大丈夫です。
今持ってるものを100%に近づけて
出していけるようになったなら、必ず選ばれます。
大切にしたいこと2:別人キャラを作り込まない
これね、男性は作ってもいけちゃうんですよ。
でも女性は割と、キャラが崩壊しがち(笑)
芸能人でもそうですね。
わかりやすい例だと、こりん星の方とか。
スモールビジネスをやってらっしゃる方の中でも、
男性の経営者さんは個人情報を一切出さずに、
専門性だけを出してガンガン売っていける人って多いんです。
対して女性はどうしても、
自分の日常のことを発信したがるし、
女性同士は共感の生き物なので、
実際プライベートな部分をを発信した方が、
すごく集客がしやすい傾向にあります。
なので、割とプライベートな話とか、
自分が今感じてることを出していく人が多いですし、
そのスタイルの自体は問題ありません。
ただ、その時にキャラを作ってしまうと、
どこかで矛盾が生じてしまったり、
自分でそのキャラに飽きたり、嫌になってしまったりする。
つまりどこかで崩壊します(笑)
大切にしたいこと3:最初から安売りしない
これはもう、そりゃそうですよね。
牛丼の吉野家のように、
安さでブランディングするのもひとつの手法ではあります。
それはそれで狙ったならば問題ありません。
けれど、自信のなさや、意図しない値下げから
安いというブランドイメージが定着してしまうと、
そこから抜け出せなくなってしまいます。
そして、フリーランスや個人事業主さんは大体、
手数が限られていますよね。
小規模で営んでいる分リソースがないので、
大手企業のように、安いものを大量に作って売るという事が、
なかなか難しいわけです。
そうなると、ある程度高いものを少なく売る方が個人事業主向き。
確実に後者のほうが成功しやすいし、
格段に難易度も下がります。
最初から高額商品を作って売るという事は、
特に駆け出しの時はなかなかできないし、
下手すると盛ることに近くなるのでしなくていいんですが、
必要以上に安く売るのは後々に響くので要注意です。
大切にしたいこと4:小さな約束を破らない
ブランド関係なくそうじゃんと思うかもしれませんが、
ブランディングでは特に、
約束を破らない事が非常に重要なんです。
なぜかと言うと、ブランドって信頼の積み重ねなんですよね。
ハイブランドを想像してもらうとわかると思いますが、
このブランドの服はこのクオリティであるとか、
このブランドと言えばこうであろうという、
何かしらの信頼感があって人は購入に至ります。
もちろん信頼の中身はブランドによって違うんですが、
その積み重ねで、ブランドというのは出来上がります。
そのため、その信頼を裏切るようなことを
一回でもやってしまうと、
ブランドイメージが地に落ちてしまうんです。
例えば芸能人のベッキーとか?
ハツラツと元気で、明るく裏表なくて…
っていうブランドイメージだったよね。
そうそう。
「ゲス不倫」はなかなか衝撃的だったし、
さらに「センテンススプリング!」は致命的だった。笑
彼女は別に
「私は元気で明るくて裏表のないキャラでいきます!」と
世の中に約束していたわけではないんですが、
視聴者側は勝手にそれがベッキーであるとして、
そこに信頼を置いていたわけです。
そこであの「ゲス不倫」。
本当に一方的ですけど、
視聴者は彼女にブランドイメージ(=信頼)を
裏切られたと感じてしまったため、
反発が大きかったと思います。
そのため、ブランドには信頼感がとても重要。
小さい約束事を破らずに、
あのブランドなら大丈夫と信頼される行動を、
コツコツと積み重ねていかないといけません。
言うことがコロコロ変わったり、
これをやりますと宣言したのにやらなかったとか、
そういう事は、ブランドとしては本当に致命的です。
なので、約束をきっちり守ること。
これがとても大切です。
大切にしたいこと5:途中で辞めない
マーケティングは売り上げに直結しやすくて、
速効性があると言われていますが、
ブランディングはそうではありません。
というのもブランドは、
信頼感を相手の中にイメージとして
蓄積していかないと成立しないんです。
だからこちらが一方的にブランドを作りました!と出しても、
カッコいい、可愛いなど、
イメージの良い何かが出てきたな〜
という印象を与えるだけであって、
本当の意味でブランドができたとは言えません。
ブランドは作って終わりではなく、
作って発表したところがスタート。
そこからいかに、
ブランドイメージをこちらが伝え続けられるか、
守り続けられるか、というのがとても重要です。
発表されたブランドを何度も何度も目にしてるうちに、
そのブランドに対する信頼感が、
見てる側の心の中に出来上がっていきます。
ほんとにフワッとした、掴みづらい話なんでが、
このブランドは〇〇だという感覚、
それが相手側の心に芽生えた時点ではじめて、
本当の意味でブランドが出来上がったということになるんですね。
ブランディングというと、見た目をよく見せるとか、
華やかなイメージがありますけど、逆です。
すごく地味。華やかなのはマーケティングの方です。
ブランディングで大切にしたいこと:まとめ
- 盛らない
- キャラを作らない
- 安売りをしない
- 約束を破らない
- 途中でやめない
といった5つをご紹介しました。
全然見た目の話じゃない!
そうなの。
ブランディングで大事なことって、
見た目とかキャッチコピーがどうとか、
そういう、チャラついたことじゃないんだよねー。笑
少しでも伝わったら嬉しいなと思います!