本人的にはそんなつもりはないし、すごい高額商品ばかり出しているわけでもないのに、なぜか醸し出す雰囲気から「高そう…」と嫌煙されてしまうタイプの人がいます。(汗)
品があるとか、ゴージャスとか、そう言う人ってこと?
良い事っぽいのにね!
本当だよね。そう言う空気感て、出そうと思って出せるものじゃないから、ぜひ生かしていって欲しい!
なので今日は【勝手に誤解されがちな人】のブランド戦略についてお話しします!
\この内容を音声で聴きたい方はこちら↓/
人にはそれぞれ醸し出す【世界観】がある
何もしなくても、なぜだか敷居が高いと思われてしまう人が、
私のクライアントさんにはまあまあいらっしゃいます。
すごく大人っぽい雰囲気だったり、ゴージャスだったり、品があったり…
憧れられやすいというメリットもあるんだけど、それと同時に
近寄りがたくて敷居が高いと思われちゃうような方もいらっしゃるんですよね。
通常ブランディングは、自分の持つ世界観と来てほしいお客様の、
両方のバランスをとって着地点を考えつつ、ポジションを固めていきます。
しっかりと、届けたい相手に届くための中間地点というか、
お客様とその方が落ち合う場所を決めていくようなイメージです。
ただ、その塩梅をみていく中で、お客様の側に降りてきちゃうとダメな人がいます。
例えば、すごく分かりやすいのが叶姉妹。
彼女らが親しみやすいようにT シャツにデニムで、
あなたのSNSに「いいね!」押してきたり、友達申請をしてきたら、逆に怖くないですか?
そんなフレンドリーにされたら、叶姉妹のいいところそこじゃないのに
自分見失っちゃったの!?って思いません?(笑)
例え【近寄り難い世界観】でも、まずは受け入れる
つまり、お客様とは出逢いたい。
だけど、お客様の側にちょっとでも寄せていくだけで、
おかしなことになっちゃうぞって人がいるわけですよ。
例えていうならば、青山や表参道にある超ハイブランドの路面店のドアマンが
「ちょっと寄ってきなよ!」って道ゆく人に気軽に声をかけてくるようなイメージ。
それもやっぱり、ちょっと警戒心が湧いてきちゃいます。
お!?どした??ってなるね。笑
先日、ブランディングの相談に来てくれたお客様も、
まさにそんなことをおっしゃっていました。
お客様に来てほしいから、フランクなブログでも書こうかな?
私は怖くないよって自分から近寄って行こうかと思うんです…
いやいやいやいや!絶対ダメですよ!あなたが醸し出してる空気はもうすでに高貴です!
それを隠して近寄っていったって、人間はそれを察するので、逆に怖くなって後ずさりされちゃいますよ!笑
時に集客の足枷となる【高嶺の花すぎる】こと
Webマーケティングの流れの中で、一番大変なのは「集客」です。
人を集めることが何より1番時間も手間もかかるし、
あんまりみんなが好きじゃない仕事だったりする。
なので多くの人が、たくさん集客するためには、
自分が合わせればいいっていう風に思っちゃいがちなんですよね…
特に、いい商品を持ってる人や、本当の意味でのプロフェッショナルな人ほど、
腕があるからどんな人にも合わせられるスキルを持ち合わせていますし。
もちろん、元々フランクな世界観をお持ちの方なら、
ファンの方と近い目線で交流していくことはとても効果的。
だけどそうじゃないのなら、自分が近寄って行くんじゃなくて、
自分の所までお客様に近づいてきてもらうのがお互いのため。
けれどここで問題になるのが「高嶺の花と思われすぎる」こと。
本人はそんなつもりじゃなくても、
見ている側のお客様は、あなたのことを自分よりずっと高いところにいる人だと思っているし、
その高いところまで登ってきてもらうためのステップが無ければ、
登りたくても登れないっていうこともあるわけです。
高嶺の花には高嶺の花の、やり方が存在する
じゃあ、どうやってお客様との距離を縮めるのかというと、
お客様が勝手に、めちゃめちゃ高い高低差を感じているのならば、
その高低差の間に何個でも、登りやすいようなステップを置いてあげれば良いんです。
カリスマ系とか高貴系、ゴージャス系の世界観を持ってる人は、
その世界観自体を変えることはできない=段差を低くできないしやっちゃダメなので、
あえて直接たどり着けないように寄り道をさせてあげたり、
お客様にとって近づきやすいようにお金を払って会いに来られる機会(口実)を作るんです。
例えば先程の叶姉妹の例で言うならば、
10万円のディナーショーに行くのはキツい。
かといっていきなり叶姉妹が家に遊びに来られてもビビる。
ならば、5,000円のサイン会があったら行きやすくないですか?
人間て不思議なもので、この1クッションが、逆に安心につながったりします。
どんな【世界観】をもった人も同じこと
私は、こういうちょっとレアケースな人たちが持っている世界観を
ブランディングするのが大得意だしとても楽しいです。
特に個人事業主のブランディングは、その人がその人である限り、
確実に生き方や趣味、価値観が反映されてくるので、
今までの人生や価値観を白紙にして作ることは絶対にできません。
ということは、実は私のところに来た時点で、ある程度ブランドの方向性は決まってる。
だから、こういったレアケースの人が来ると、
私的にはすごいテンションが上がるんですよね。
せっかくレアケースな人なのに、お客様にもっときて欲しいからって
キャラ変しようか迷ってるとか言われると
「もう絶対にやめてください!許さないですよ!」と強く止めます。(笑)
そのままの世界観でブランディングしても、見せ方やプロモーションの方法次第で、
お客様に来てもらえる方法・方向はいくらでもある。
今はひとまず、無理に自分らしくない「何か」になる必要はないということだけ、
覚えておいてもらえたら嬉しいです。