マインドを整える

21日間で瞑想とヨガの習慣化を図った話

テリコ

先日、ヘルスコーチ・ヨガ講師のcocoさんこと、
栗原加奈子さんのプログラムを受講しました!

21日間通して、瞑想をしたりヨガをしたり、
「セルフラブ」について考え、体感していくプログラム。

せっかくなので、21日間でどんな心や体の変化があるのか、
レポしていこうと思います!(収集好きの記録癖w)

プログラム受講のきっかけは「塩梅」探し。

受講を考えたきっかけは、仕事の中でおきたトラブル。

そのトラブル自体はもう終わったし、
気にしないようにと思っていても、気持ちはなかなかついて来ず…
なーんだか、いつまで経っても心のどこかにどんより曇っている部分がある。
何をしていても気分が晴れない…どうしたものかな〜…。

そんな風に思っていた時、Instagramで知人が紹介していた
Cocoさんのプログラムと出逢います。

「自分で自分を認める。自分を満たす。」

そんな風に書いてあるページを眺めながら、そういえば、
昔は毎日ノートに自分の気持ちを書き出したり、月に一度はカウンセリングに通ったり、
自分のメンタルを真っ直ぐに保つためのちょっとした習慣のようなものがあったけど、
最近はめっきり何もしなくなっちゃった。

理由は「飽きた」から。笑
自分自分自分!というフェーズを抜けたとも言える。
会社員時代、自分という存在やその意志、感情を
おざなりにした10年間があって、その後独立。
今思えばあの「自分期」は、
全て自分を軸にして選択できる自由を謳歌した時期だったんだと思う。

自分を軸に生きるとこんなに楽しい!と知って、
失った10年間の自分を存分に甘やかした。
世界への反抗期だったと言っても過言ではないかも知れない。

そんな時期が5年近く続いて、ふと、飽きた。

今度は人との関わりや、人に振り回される世界がまた恋しくなって、
ここ2年ほどは仕事に打ち込んだ。

仕事は、私と人とを繋ぎ止めるわかりやすいツールだと思う。

というのも私は、会社員ができるほど器用じゃない。
だけど誰とも関わらず山奥に籠もれるほど強くもない。
だから割と自由なスタイルを許しつつ仕事をして、社会の一員であることを確かめる。

しかしながら最近少し、仕事に打ち込みすぎていた。

世の中の物事は、まず「両極」があって、
その極と極の間に無限の選択肢があると思っている。
だけど私は割と、どちらかの極に振り切れがち。

きっと今回の仕事のトラブルも、それを引きずってしまっている原因も、
この「極」にある気がして、もし、仕事しすぎで頭使いすぎ、
左脳に振り切ってますよ〜という極の状態であるならば、
ヨガや瞑想のプログラムは、塩梅を探るにはぴったりかも知れない。
そう感じて、申し込みをするに至ったのでした。

突如出てきた「四角い私」

21日間のプログラムの内、
平日朝は瞑想。土曜はヨガとセミナー。日曜はお休み。という流れ。
ほぼ毎日Cocoさんの顔を見る時間がある感じ。

そのマメさが本当すごいな〜なんて、
うっかりサービス提供者側の視点に立ってしまう自分がいて、
違う違う。今回は仕事は忘れて自分に集中する時間を取りに来たんだ。
と、すぐ立ち上がろうとする自分を何度も席に座り直させる。

オリエンテーション

まず21日間のスタートではオリエンテーションがあり、その中でこんな質問をされた。
「あなたはどんな存在ですか?」

その時、さして何も考えずにスルッと出てきた答えが、
「私は四角い存在です」

フリーランスのブランディングデザイナーで
Hentecollection®︎なんてブランド主宰しているのに?
そんな私が四角い?本気?

いや、本人大真面目。そう、大真面目。
私の根っこは、びっくりするくらい真面目で、かたい。
実際に世の中的に見たらどうなのかは知らないけれど、
自分としては真面目で堅くて四角いからこそ、
それを崩すさなきゃ…という一心で、自分の壁を壊すことを人生の目標にしてきた節がある。

だけど、ご一緒した皆さんに、「堅くないです!笑」
そしてCocoさんにも
「今日この中にいる人の中で、一番四角くないかも知れないくらいですよ!笑」

まぁ確かにな〜。

どうやら私の抱えている【四角い】はセルフイメージで、
そのセルフイメージを作るものを【リミッティングビリーフ】と呼ぶらしい。

リミッティングビリーフとは

思考や感情に対し、否定的に働く固定観念。
心にブレーキをかける原因となるので、解放すると悩みが解消される場合がある。

つまりセルフイメージが、会社員時代(7年前)から更新されていないのかも。笑

平日、毎日の瞑想

瞑想は苦手。なぜなら私はのび太だから。
ありがたいことに、眠れないというのが人生で数回しかない。
夜型人間なので、意志を持って寝ないことはあっても、
眠れないということは皆無。

自宅瞑想どころか、真冬のお寺での坐禅で寝たこともあるし、
高校生の頃は音楽番組の公開収録中、
爆音でライブをする浜崎あゆみさんを目の前に入眠して、
あゆファンからどつかれたこともある。

それくらい、私の入眠はスムーズなのだ。

けれどそんな私が、Cocoさんの瞑想プログラムに参加してみるとあら不思議。
寝ない。しかも朝7時からのLIVE参加が
奇跡的にほぼほぼ叶った
(通常時は、入眠スムーズ起床は地獄)

理由は「無」にしきらない誘導瞑想だから。

Cocoさんの穏やかで心地よい声をガイドに、
考えたり、動いたり、程よく集中できるので、目を瞑っていても寝ない。

瞑想というと、何も考えてはいけない。姿勢はこう。みたいな。
少々窮屈で修行のイメージがあったけれど、このスタイルならいける。

ちなみに、スマホアプリを使った誘導瞑想は以前トライしたことがある。
だけど、Theプロって感じのナレーターさんが淡々と原稿を読み、
1箇所のミスもない状態で整えられた音声は、
とても冷たく感じて、全然集中できなかった。

画面越しではあるけれど、目の前で生身のCocoさんが
今、声をかけてくれているこの感じがとても良いのだと思う。

「四角い私」の正体とご対面

DAY5だったと思う。
「リミッティングビリーフの根源に愛を注ぐ瞑想」
おぉぉぉ…なんだか凄そうなタイトルだけど、
実際やることはいつもの心地良い誘導瞑想。

その中で、
「今のリミッティングビリーフを持つ原因となったきっかけはありますか?」
そう問いかけられて、瞬時に思いついた些細な出来事がひとつ。

先に言っておくと、全然大した話じゃない。笑

あれは中学生の頃。
自習時間にみんな遊び出してクラス全員でゲームをやることになった。
ゲームの役割としては、黒板に背を向けて立つA君。
黒板に何か文字を書くBさん。
A君は、何を書かれているのか知らない。

その状態で、他のクラスメイトたち(黒板の内容は見えてる)は、
A君に質問を投げかける。

「A君は、それを食べたことがありますかー?」
「それって持ち上げられると思いますか?」
「正直、世界で一番大好きなんじゃないのー?」
A君は適当に答えて、その時のみんなの反応を見ながら、
黒板の内容を当てていく。

例えば黒板に「スカート」と書いてあったとして、
誰かが「A君はそれを買ったことありますかー?」と質問し、
ごっつい男子のA君が低い声で「あります!」とか答えると、一同大爆笑。
そんな感じの、平和で子供っぽいゲームだった。

楽しい雰囲気の中、A君の役割とBさんの役割を
みんなで交代しながら回していく。

そして私に、Bさんの役割が回ってきた。
その時私はA君がどんな反応示すだろうな〜と思いながら、
黒板に担任の先生の名前を書いた。

するとすかさず
「うーわー!つまんねー!!
本当真面目なやつってつまんないこと書くよなー!」と、男子の声。

するとA君
「え、なになに?もしかして、
担任の名前とか書いたんじゃないよなー!?」

大当たり。まだゲームが始まってもいないのに。

私は赤面し、慌てて黒板の文字を消した。

話はこれで終わり。
たったこれだけの話。
だけどあの時「図星だ」って思ったんだよね。
私って真面目で、面白いことなんて全然出来ない。
四角い私…嫌だなぁって。

けど、全然気にしてないつもりだったから、
問いかけられて、瞬時にあの光景が思い浮かんだのはびっくりだった。
しかも「つまんねー!」って言った男子、
全然名前も思い出せないのに、その時の顔、はっきり覚えてるの。

その時の私になんて声をかけたい?

Cocoさんからそう聞かれ、
「ナイスファイト!私は面白かったよ!
男子の【面白い】とあなたの【面白い】は違うんだから、
むしろつまんないのはお前らだ!って笑ってやれ。笑」
そう言って、しょんぼりしている私の肩を
片手でぎゅっと引き寄せるシーンが思い浮かぶ。

人間の脳って本当面白いよね。意外なところに意外なものがへばりついてる。

自分の【皮膚】は結界なのかも

そして瞑想する中で、気づいたというか、悟ったというか、
頭でどうこうじゃなくて体感として「ああそうか」と思えたとても大事なことがもう一つ。

あれはDAY18くらいだったかな。

いつも通り瞑想していたら、急に嫌いなあの人の顔が思い浮かんだ。
なんの前触れもなく、ふっと。
けどその瞬間、自分の【皮膚】が結界のように感じられた。

今(瞑想をしている)私は、自分の内側と繋がっていて、
ふと思い浮かんだ嫌いなあの人は、私の外側にいる人。

あの人が何をしてきても、私の大事なものは内側の自分だけのもので、
皮膚が結界だから大丈夫。

自分の内側に取り入れるものは、栄養でも、言葉でも、感情でもなんでも、
入れる前に分別できる。

変かもしれない。けど、はっきりとそう感じた。

以前だったら、その嫌な人の顔を思い浮かべて、その人との間にあった嫌な出来事を反芻して、
その時に感じた感情を何度も何度も思い出しては、
「あー、嫌な気分にさせられた」って感じてしまっていたと思う。

「させられた」って、摂取するもの、自分で選べてないって証拠。

だけど、瞑想を通して皮膚の内側にいる自分の存在を、
毎日毎日、小さく感じることを続けていたら、内側と外側の境界線がくっきりした。
境界線がわかったら、自分が安全地帯にいるって確認が取れる。

今までは、自分と外側の境界線が曖昧で、自分ごとと他人事がごっちゃになってて、
私の境界線を越境されたのかどうかわか
ってないから、
「それ以上こっちに来ないでよ!」って警戒心剥き出しで
相手にエネルギーを向けてたんだなぁと。

いや、他人事に首を突っ込むなとか、それは誰の問題なのか?とか、
そういうのは頭ではずっとわかってた。
けど、頭でわかっていても、相手のことや、
起こった出来事ばかり見ているから、自分の境目が曖昧になる。

瞑想は、日々小さく、自分の輪郭の確認作業なんだなぁと感じた、大きな気づき。

一人じゃないから続けられた。

「瞑想いいよ〜」という話は、いろんな人から聞いていて、
何度もチャレンジしては失敗して、自分には向いてないんじゃないかな〜とか、
できない体質では?とか。笑

色んな「できない理由」を見つけては、
自分にちょっとガッカリする瞑想の思い出が積み重なっていたけれど、
Cocoさんのプログラムは、一人じゃないから21日間完走できた。

どうせ私のことだから、きっとまた途中で挫折して、Cocoさんに申し訳ない気持ちで
こっそりプログラムからフェードアウトするんだろうな〜とか思っていたから、
最終日のセミナーに、無事参加できたことが嬉しかった。

最後に「テリコさんの<四角い私>はどうなりましたか?」と聞かれて、
そもそもこのプログラム自体も、全然言われた通りやらないし、
自由気ままに発信で紹介したり、瞑想の時間変えたりしまくっていて、
いつの間にやら全然四角くなくなってた自分を認識。

そして、そんな参加方法でも全然良いんですよ〜!と、自由に泳がせてくれる環境作りに救われる。

自分の機嫌は自分で取れ。なんて言われてしまう昨今だけど、
自分一人で自分のご機嫌を取るのって意外と難しいと感じる人も多いと思う。
そんな人には、このプログラムはとてもおすすめ。

21日間という短い期間。
これがこの先も続けられるかというと、自分一人では自信がないけど、
ひとまず、自分が瞑想できない体質でない頃はわかったので、笑
この先も自分の境界線が曖昧になってしまった時は、早寝、早起き、瞑想、そしてたまにヨガ。
という「自分を守る健康な生活」を実践して、
摂取するものとしないものを分別していこうと思う。

テリコ

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クロハテリハ
ブランドエディター・グラフィックデザイナーです。 2016年にフリー転身。主に個人事業主のビジュアルを含めたブランド作りのお手伝いしてます。人の【変】な部分が大好物。普通の人なんて一人もいないし、みんな自分が変だって気付けばいいのにと思ってます。ウイスキー好きさんも大歓迎。
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