世の中にはたくさんの情報が溢れていますが、当然ながらどれが自分にフィットする情報なのかというのは、自分で考えないといけません。
もちろん、専門外のことでプロにお任せする時もありますが、それでも思考停止して依存的になるのは違うよなと思うわけです。
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パーソナルトレーニングとコロナ陰謀論
先日パーソナルトレーニングジムの体験トレーニングに行ってみたところ、そこのトレーナーさんはすごく身体や栄養についての知識が豊富で、トレーニングもしっかり見てくれる様子だったので、早速申し込みました。
ですが実際に通い始めたところ、「僕の言うことさえ信じてくれれば大丈夫です」「あの食材は駄目ですよ」から始まり、最終的には【コロナ陰謀説】にまでたどり着いてしまいまして…。
「ワクチン3回打ったら死にますよ!梅干しと味噌汁でコロナは防げます!」と言われた時に
うん…そうかもしれない。けど、今日でジム辞めますね。汗
となりました。笑
プロの言葉を受け止めるつつも、自分の頭で考える。
途中までは「プロにお任せしよう」と思い、多少極端だなと思いつつも「そういう考え方もあるんだな〜」と一旦受け入れた情報もありました。
けれどある一定を超えてからは“受け入れきらない”ということを意識するのも大事だなと。
誰でもそうだと思うんですが、プロの人にはっきりと強めに言い切られてしまうと納得してしまうし、その考えに染められてしまいやすくなります。
仮に何も根拠がなかったとしても、自信なさげに言っている人と「絶対こうなんです!」と言い切っている人では、やっぱり後者の言葉の方を信じてしまいがちですよね。
あれ?と思ったあたりからは「どうして駄目なんですか?」とシンプルに質問してみたり、自分なりのファクトチェックを意識しました。
ファクトチェックの質問をしつつ、強めに言う人だと感じたら自分もちょっと強めにバリアを張るようにしています。
誰にでも効く薬は無い。
ちなみにファクトチェックをするのは、その人をはなから疑ってるわけではなく、『誰かにとっては薬になることも、別の人には毒になる』という可能性はいつだってあると感じているからなんです。
例えば一般的には食べれるとされている食材でも、体質によって合わないこともありますよね。
それと同じで、どんなにすごいプロの言ったことであっても、それが自分にとって薬になるか毒になるかというのは分からない。
全部鵜呑みにしていると、もし体を壊したり嫌な気持ちになったりすることがあったときに「あの人がこう言ったから信じたのに」という被害者意識みたいのが出てきてしまいます。
相手を加害者にしないためにも、自分の身は自分で守る。
自分が被害者側に回るというのは、自動的に相手を加害者に仕立て上げてしまうことになります。
なので“自分が被害者で相手が加害者”という構図を作らないという意味でも、相手の言ったことを受け止めつつも丸々飲み込まずに、最後の判断は自分がきちんと握ることを意識するのは大事。
特に個人事業主は仕事の場面で、どれだけプロに仕事を依頼しようとも、自分の事業の最後の責任は自分で取ることになる。
そう言う意味でも、接する人との距離を測ることは、冷たさではなく誠実さにつながると思っています。
ひとつひとつ、自分の目で確認することを積み重ねていこう。
- 相手を信じていても、その人の言うことややることを自分の目で確認すること。
- 自分の価値観と合っているのか?自分との相性は良いのか?ということをこまめに判断すること。
- 常に“最後の判断は必ず自分”という気持ちを持って、その判断に自分が責任を持つこと。
個人事業主という働き方を選んでから、これらの感覚は特に強化されました。
全ての判断を自分が背負うっていうのは、しんどいし怖いこともあります。
元々の資質も多少は関係するかもしれませんが、考え方を変えたり頭を使って行動したりすればするほど後からでも鍛えられていくんだと自分の経験から感じています。
目の前に起こる小さなことも大きなことも、全てにおいて一旦受け入れつつも、自分の頭で考える。
これを繰り返していくことで、依存的にならず、上手にプロの力を借りてどんどん前に進めるようになるのでは無いかなと思います。