イベントを主催するときに意識していることはありますか?
特にはじめましての参加者さんが多い場合には、心の距離も遠かったりしますよね。
そんな参加者さんの心を掴むために、私が気を付けていることをお話しています。
難しいことを考えてしまいがちですが、まずは印象に残ることが最優先と考えて試していただきたいポイントです。
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その1:真面目にやりすぎないこと。
人の心に残ったり、印象に残るイベントをするためにはまず心を動かす、つまり感動を起こすのが重要です。
ただ、感動と言っても種類がいろいろありますよね。
いわゆる涙を流すような感動だけではなくて、「すごく面白くて引き込まれて感動しました」とか「こんなにも怖いのかと驚いて感動しました」みたいなこともあるかもしれない。
でもひとつ言えるのは、教科書を読んだだけでは感動しないように、ひたすら真面目に勉強して作りました!っていうものには感動しにくい。
有料のイベントだったらなおさら、「お客様に講座代以上に何か得て帰って欲しい」と思い、余計に力が入って真面目に考えてしまう気持ちはわかります。
だけど、お勉強的な真面目さで感動は生まれないし、その真面目な雰囲気の中で自分のキャラクターを出そうとするのも難しい。
そして自分のキャラクターが出せないと、来てくれた人との心の距離も縮まらないんですよね。
というわけで、真面目にやりすぎない、『イベントはエンタメ』であるということは忘れないようにしています。
その2:全員参加型で作ること。
2つ目の鉄則として、全員参加型で作ることを意識しています。
“提供する側”、“受け取る側”と真っ二つに分かれていたり、オンラインセミナーでよくあるように人数が多すぎて全員の顔が見えなかったり…
ただ聞くだけ、受け取るだけって姿勢で参加していると、集中力が続かない!
自分が参加しているという意識も低くなるな…。
参加者側になったときに、こう感じたことがある人も多いのではないでしょうか?
そして集中していないと、どんなに内容が良くても感動は生まれないんです。
参加者の人数が多いと「よくわからないけどとりあえず行ってみよう」と参加して、画面をオフにした状態で“ながら”で聞いている人もいますよね。
また、アーカイブがもらえるからと安心して、簡単に当日欠席したり、最初からあんまり出る気がなくても申し込む人がいたり…。
私も同じような経験があるので気持ちは分かります。
でも、主催する側からすると、集中していなかったり参加する気がなかったりする人が何人もいる場合には、全体のエネルギーまで下がってしまって、良い効果が生まれません。
だから、全員参加型をおすすめします。
会話のやりとりがしやすい人数で、いつ意見を求められるか分からないという緊張感を持って参加できるようにする。
顔が見えて、お互い名前が分かって、全員が自己紹介できる時間が取れる余裕を持った人数で開催する。
すると、心の距離は縮まりやすいのではないかなと思います。
その3:とにかく楽しませること。
そして3つ目の鉄則は、とにかく楽しませること!
1つ目の、真面目にやりすぎないこととも繋がってはいるんですけど、イベントは最終的に参加者の印象に残らないといけません。
2時間、3時間をかけて講座やイベントを開催して一生懸命伝えたとしても、実際はあんまり細かいことは印象に残らない。
アンケートを取っても、エンタメ性が高かったところや、ここが楽しかったというところを書く人が多いんです。
それくらい、“楽しい”という感情は記憶に残ります。
なので、どうしたら笑ってもらえるかは良く考えています。
もちろん内容は真面目に考えているのですが、軽いノリのほうが、お客様の心を掴みやすいんじゃないかなって。
心の距離が遠いうちから、ものすごく重いものを受け取らせようと頑張っても、あんまりうまくいかないなと思います。
まずはお客様が楽しんで参加できることを考えてみよう。
今回は、初めましての方向けイベントの鉄則ということで
- 真面目にやりすぎないこと。
- 全員参加型で作ること。
- とにかく楽しませること。
この3つについてお話しました。
この3つの鉄則を意識すると、参加者の印象にも残り心の距離も縮まる良いイベントになるのではないかと思いますので、イベントを開催する人は参考にしていただけたら嬉しいです。