さて本日は、ブランド発掘プロジェクトを
プランナーとして支えてくれていて、
なおかつブラプロの一期生でもある
atsukoさんの記事をご紹介します。
ブラプロと、その中で作ったブランドレシピが、
atsukoさんにとってどんな意味をもたらしたのか、
ご検討の方にはリアリティがあって参考になると思いますので、
ぜひじっくり読んでみてください!
ブランド発掘プロジェクトは
少しまえに2期の受講期間がおわりました。
「なぜこのビジネスを選んでいるのか」
ブランドの輪郭をくっきりさせるために
その本質をほりほり掘り下げ続けてきた
受講者の皆さんの新鮮な芽は、いまちょうど!
ゆるやかに萌えはじめているところ。
修了後の2期生に起こりはじめたその変化を、
目の当たりにしてドキドキしているこの頃です。
わたしのかえる場所は『ブランドレシピ』
わたしも受講経験者。
ふりかえってみると、
参加したことで得られたものは
本当にたくさんあるんですよね。
そのなかでも最大の宝物は
抱いていたビジネスへ思いを
しっかり掘り起こし、
表面化してとらえることができたこと。
表面化。
つまり、言葉にして認識できました。
それまでも初めましての第三者の方に説明したり、
文面にできるくらいの思いは、当然あったんです。
ビジネスへの思いを仕舞い込んでいたわけでもなく、
気がつかなかったわけでもありません。
ただ、その存在があまりにも当たりまえすぎたのか、
特別な思いとして、取り出して扱うことはなかった。
また、ビジネスをしていくうえで、
その思いをそっと商品に反映させることはしていても
お客さまに伝えていく “表現” にのせることはなかった。
不思議です。
その大切な思いの存在をしっかり意識すると、
それこそが、個性だったのかと理解もできる。
土台が固まるって、強いですね。
ブラプロ流「私のヘンテコ」の見つけ方
講座の中でどんなふうに「私の個」を
見つけていったかというと、
ブランド “発掘” プロジェクト
というくらいなのでひたすら発掘作業です。
ここまで?!というくらい掘りました!
いま手元にあるのは、
掘ってほって掘りおこした大切な言葉。
テリコさんとやりとりを重ねてでてきた、
忘れていた気持ちや原点。
自分で書いているのに、目に留まらない言葉もあるんです。
自分自身のことは、言葉にしてもなお、
見えないこともあるものなんだな~、と実感しました。
発掘現場『ヘンテコホリホリ』レポート(表層)
わたしはある時期に
ジャズライブがとても好きになりました。
電機メーカーのソニー出身で、
ジャズライブに通い始めたころは、
秘書から企画に転身したあと。
企画思考が癖になっているせいなのか、
いいライブなのにちょっとお客さんが少ないと、
自動的に「課題解決思考」が発動します。
こんなにいいライブなのに!
どうしたらもっと多くの人に聞いてもらえるのかな?
商品企画から副社長室のスタッフになったときも、
「全社プロジェクトの面白い案をだせ」といわれ、
ガラスばりの次世代ライブハウスを提案し…
「自分のやりたいこと書いてんじゃねーよ!笑」
とボスに一括されるほど、いつも考えていました。
そしてある日とうとう、
社内に素晴らしいジャズミュージシャンを招きます。
何故か社員も入れてもらえなかった
顧客用のシークレットショールームがあって、
そこにグランドピアノをレンタルして運び込み、
ライブステージを設置して、
社内外から100名ほどのリスナーを招待しました。
決裁をとった開催名目は「アプリの実証実験」…笑
そのときは、副社長室から、
アプリの企画開発室に移っていたので
どうしたら社内でライブを開催できるか頭を捻り、
出てきた答えがこれでした。
これがわたしのジャズライブ企画活動のスタート。
なので、
「素晴らしいジャズライブを聴いてもらう機会を作りたい」
「ジャズミュージシャンのユーモアや熱意を浴びてほしい」
という部分が、私の中で表層化していた企画理由。
人に説明しているこの仕事をしている理由でした。
これはこれで、あってるんです。
間違っていない。
発掘現場『ヘンテコホリホリ』レポート(深層)
「興味関心のあること」x「自分のスキルが活かせること」
確かにこれが、わたしがしたい仕事であって、
いまでもそう思っているしそう伝えています。
でも、、ブランド作りにおいては、
まだまだ足りていなかったんです。
そういう行動を起こすに至る、私の考え方の起源。
自分自身に宿っている「考え方」がそこにはあるんですよね。
ブランド作りでは、
より大切になるのは、下地になっている思いの方。
私の場合は、
社内のいろいろなルールを突破して、
「もっと出来ることはたくさんあるよ~」
「熱意を大切にする方法はいろいろある」
ということを行動で示して伝えたかった。
「素晴らしいジャズライブを聴いてもらう機会を作りたい」
「ジャズミュージシャンのユーモアや熱意を浴びてほしい」
という想いも確かなもの。
けれど、それが湧き上がる以前にあった「考え」の起源は、
社内に蔓延していたあきらめムードを変えたい、
という思いが最初だったのです。
人に伝えることがあまりなかった思いですが、
ブラプロでは、そういうところまでホリホリします。
そういうところまで自分でしっかり気がついて、
そこから “取り出す” ブランドメッセージ。
これがヘンテコレクションのブランド発掘作業なんですね。
『ブランドレシピ』は帰る場所
書き溜めた言葉は、最終的に、
ブランドスタイルガイドに仕上がりました。
(※現在の『ブランドレシピ』)
わたしのブランドレシピは、
現在は、ホームページにリンクを貼って公開し、
私の原点をたしかめる「かえる場所」として、
毎日みにいくほど活用しています。
このブランドレシピのありがたみは、
受講後にじわじわ~っと効いていきますが、、
その辺りのお話しは、また別の機会に。
ブラプロから生まれるビジュアルのこと
最後にもう一つ。
わたしは、ヘンテコレクション・テリコさんに
ビジュアルデザインもお願いしたので、
もちろんビジュアルにしてもらったものも宝物です。
ビジュアル化されたものを見た時には、
ここまで伝わっていたのかと、心底驚きました!!
言葉だけでは伝えきれない
ブランドの価値観
世界観の “ニュアンス”
そういうものがデザインに表現されていたのです。
そんなビジュアルをデザインしてもらえたのは、
掘りほりしつづけた “ぶ厚い言葉のやりとり” があってこそ。
『私』は、その言葉を
『どんな思いで』発しているのか。
そこはには、説明しつくす価値がある。
ブランド発掘プロジェクトを修了した
ヘンテコなみんなのブランドレシピを
ぜひ、のぞいてみてくださいね!