私は私のままでいい。的なフレーズあるじゃないすか。
あれ系の言葉、一人歩きしてちょっとチガウ…
ってなる時あるんです。
「ありのまま」とか「私らしく」とかそう言う系ね。
そうそう。
自分らしくいられることはめちゃくちゃ大事だし素敵なことだと思うんだけど、
その言葉を免罪符みたいに使ったり、
「いつもポジティブキラキラ素敵な私」が本来の自分だと思っちゃうのって違くない?
まぁ確かに。人間浮き沈みがあって普通だからね〜
【こんな人におすすめの記事です】
- 自分らしい発信がしたいけど良いところ以外は隠したい
- 本来の自分はこんなもんじゃないという気持ちがいつもどこかにある
- いつも自分にとってベストな状態が続けばいいのになと思う
- SNS上でいつも素敵な人を見かけると羨ましく思う
- SNSでいつもキラキラしている人に違和感を感じる
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「ありのまま」のオイシイ側面採用しがち
あなたにとっての「ありのまま」って何ですか?
今はちょっと落ち込んでるけど、本当は明るくて優しい自分がありのまま?
今はお金もないし自信もないけど、本当は誰からも愛されて思った通りに振る舞っているだけでお金がざくざく稼げちゃうのがありのまま?
こうやって文章にしてみると、
「いやいや違うっしょ」って思いませんか?
だけど、起業女子界隈とか自己啓発・心理学界隈では多いんだよなぁ…この誤解をしている人。
![](https://hentecollection.com/wp-content/uploads/2021/05/helena-yankovska-7EbGkOm8pWM-unsplash.jpg)
「ありのまま」「あるがまま」「そのまま」「自分らしい」……ってのは、
「私は私のままを受け入れていつも笑顔でいるのが普通」とか
「私は私の思うままに好き放題やっていい」とか
「私は私のままでみんなから愛され認められて然るべき人間だ」とかって
オイシイ側面だけを都合よく取り入れる話じゃないよなと思うんです。
この誤解をしてしまうと、家族に相談もなくセミナーに大金を注ぎ込んでしまったり、
周囲からの声を完全無視して孤立無援になっても、
それで私幸せだもん!アピールの投稿しちゃったりするんですよね。(本人気づいてないけど)
本来であれば人間そんなにキレイなわけない
じゃあ何が本当の「ありのまま」とか「私らしい」かと言うと、自分の自然体な本質を知り受け止めることこそがソレだと思うんです。
我々は人間なんでね、血反吐はくときもあれば他人を妬ましく思う時もあれば、
大嫌いな奴を脳内でボコボコにするときもあるわけです。
(え?あるよね??)
それも含めて、【残念ながらそんなもんだよね】って諦める感じに近いというか…
嫉妬しちゃう私…そんな私も可愛い!ってくらいならまだいいんですけど、
脳内で嫌いなあいつをボコボコにする私…そんな私も素敵。
ってなるかっていうと、ならないし、なったらおかしいでしょ。笑
無理矢理ポジティブ変換しようったって違和感しかない。
あーーーこういう自分嫌だわぁ〜残念過ぎるわぁ〜〜って自覚しつつも、
変に美化しないであきらめる。
![](https://hentecollection.com/wp-content/uploads/2021/05/yuris-alhumaydy-mSXMHkgRs8s-unsplash.jpg)
それが本当の意味の「ありのまま」であり自然な姿なのでは?
「存在だけで素晴らしい私」を肯定しすぎる人は同時にダメな自分を否定していると言う事実
「ありのままを受け入れよう」
「あなたはあなたのままで素晴らしい」みたいな言葉が誤解を生むのかな?
優しく寛大な母のように全てを抱きしめる受け入れるみたいなイメージ?
いやいやいやいや、自分が残念と思うところは自分にとって残念なんですよ。
残念ながら。笑
「ダメな自分を否定しない」と言うのはとても大事。
だけど、無理に肯定する必要もなくないですか?
残念だなぁと思う気持ち自体は、自己否定ではないですよ。
むしろ自分のこう言うところちょっと残念だな〜って思う気持ちを
無理矢理肯定的に捉えようとする方がよっぽどダメな自分を抹消しようとしてますよね?
それだと成長の機会すら逃します。
人間なんだから、いいところもダメなところも持ってる。
けど【残念ながらそんなもんだよね(2回目)】と思えることが大事。
しかしながらダメなところを決めてるのも自分
だけど、自分が残念と思ってるところが他人から見ても残念かどうかは別なんですよね。
「残念な生き物辞典」て本、数年前にすごいヒットしたじゃないですか。
![](https://hentecollection.com/wp-content/uploads/2021/05/スクリーンショット-2021-05-16-15.53.41-1024x436.png)
例えばあれの中にね、ラッコが出てくるんですけど、
ラッコってお気に入りの石を無くしちゃうと、貝殻割れなくなってご飯食べれないんですって。
本当に……残念です。笑
で、それってラッコにとったら直せるもんなら直したいと思うんですよ。
石なんかに執着しないでどんどんご飯食べれた方が種の繁栄にはいいもんね。
けど、人から見るとそんなマヌケちゃんなとこがめちゃ可愛いじゃないですか。
笑えますよね。魅力に感じません?
他人事だから、種の特性もろとも笑い飛ばせる。
他人事ってそんなもんなんですよね。
だから、自分の残念なところを受け入れて抱きしめて無理やり肯定するんじゃなくて、
あきらめてどう周りに面白がってもらえるかを考えた方がずっと素敵なんじゃないかなと。
ブランディングは本当の意味での「らしさ」を活かすのが醍醐味
でね、その受け入れ抱きしめキラキラ系の人がよく撮りがちな、
自分史上最高の状態を真空パックしたみたいな写真とかデザインてよく見かけるんですが…
自分が思ってる以上に他人から見ると面白くないっす。笑
面白くないというか、はっきり言えば魅力が無いです。
それはその人自身の魅力が足りないわけではなく、
偽ってるから血が通ってないのが透けて見えちゃってつまんないんです。
しらけます。
コンサルタントは信頼感が大事なのでスーツ着て撮りましょう。
婚活カウンセラーは親しみやすさと華やかさが出るメイクにしましょう。
プロフィール写真は自然な笑顔で自然の中で撮りましょう。
古いです。
職業名で見た目のイメージが決まる時代じゃありません。
職業名で選ばれる時代でもありません。
ましてや「一見良さげな雰囲気」だけで選ばれるなんてありません。
![](https://hentecollection.com/wp-content/uploads/2021/05/kawamura1030IMGL4253_TP_V4.jpg)
あなた「らしさ」が見えなければ、選ばれることから遠ざかります。
でもって「らしさ」=人間臭さ。とも言えます。
そして清濁あわせ飲んだ個性を丸ごと【魅力】へと変換するのがブランディングの魅力です。
血の通った自分を発信するためには、見た目だけではない中身も含めたブランディングを意識してみてください!
![](https://hentecollection.com/wp-content/uploads/2021/09/プロフ写真-150x150.png)