ブラプロやってると、本当これについてはため息が出ること多々です。
学校の授業のように、講座に参加していない?
ブランド発掘プロジェクトでは、私は先生じゃないですし、あなたは生徒じゃないです。
そしてブラプロは、ビジネスを飛躍させるために事業主が集まって各自自分のビジネスについて研鑽する場であり、学校の授業じゃないんですよ……。
と言うことを何度も伝えたくなります。
なぜそう言いたくなるかというと、まるで学校のお勉強をするかの如く、ワークに取り組む方がいるからです。
日本式の授業では、基本的に問題には「答え」が用意されています。
答えのない問いは無い。という前提で全てが進みます。
きっと、その教育に慣れすぎているんでしょうね。
でも「自分のしごとを自分でつくる」起業において答えは用意なんてされていませんし、
ましてや最終的にも答えが無いことの方が9割です。
だから、ブラプロのワークだって、答えはありません。
ワークを通して自分は何を感じ、何に気付いたのか?というきっかけ作りのただの質問シートです。
ただ、そのシートの奥にある自分の気持ちや、お客様の悩みを見つめ、仮説を立て、事業へ反映し、さらにその結果を見つめていく…そのために役立ちます。
伝えているのはブランディングの「やり方」ではなく「考え方」
そして、先生じゃ無いなら私は何をする人なのか?というと、ブランディングデザイナーそのものです。
つまり、ブラプロに来てくれた方よりも少しだけ、ブランディングとデザインに関しての知識や経験が多い人。というだけのことです。
私の経験値をフル動員して、はじめてブランディングに取り組む人に対して、ブランディングの考え方を動画としてまとめ、
それを予備知識としてワークに取り組んでもらい、ご自身の事業へ反映させるためのアドバイスをさせてもらっています。
ちなみにその動画は、私の20年近い経験をもとに作成しました。
なので、一回見ただけで本当の意味で理解ができるかというと、それは難しいです。
だって、実務でブランディングしたことのない人が、
動画を一回見ただけでできるようになるほどブランディングって簡単じゃないですから。
姿勢は「質問」にあらわれる。
ちなみに「日本式」の授業だと勘違いしているなぁ…と私が思う瞬間はいつなのかというと、質問された時です。
質問の仕方で、その人がどういうつもりでワークに挑んだのかがわかります。
ワークを学校のテストみたいに取り組んだ人は「ワークができたので見てください!」と言います。
それを言われるたびに私は、見るって…何を?と思います。
きっとその方は、自分の「答え」が合ってるかどうか、「問題の解き方」が的外れじゃないかどうか確認したいんだと思います。
だけど、残念ながらそんなわかりやすい世界ではないので、私も返す言葉が見つかりません。
しっかりとワークを理解している人は、「見てください」ではなくて「どう思いますか?」と聞きます。
しかも、やってみて気付いたことや思ったこととセットで差し出してきますね。
自分はこのワークをやってみて、このように感じた、こんな言葉が出てきた、
けれど、そこに対して何かしっくりきていない事がある、
もしくは、何か盲点がありそうだと感じる、それに対して「どう思いますか?」と。
なんのために講座を受けるのか?しっかり自覚してほしい
今回、なんでこんなに厳しく書いたのかというと、決して「くだらない質問をするな」と言いたいからではありません。
どんなレベルの質問でも、その方のためになるなら答えます。
だけど、それ以前の学校のような受け身の態勢でいると、いつまでたってもその人のたどり着きたい場所へは行けません。
質問の内容が問題なのではなく、その質問から透けて見える、事業へ取り組む姿勢が問題なんです。
ブランディングに関する基本的なことは動画で話しています。
今の時代、動画という形式はラッキーです。
わからないと思うなら、何度でも動画を見返してください。
授業のように一回見て問題解いて「先生ー!できたー!」とするのではなくて、
何回も何回も動画を見て、理解した上でそのワークに取り組んだのか?
自分で確認してみてください。
うちはガチです。アンチインスタント起業。
そもそも、そのワークはなんのためにやるのか?
そのワークで導き出したい答えはなんなのか?
そこまで考えて取り組まなければ、ワークなんて、なぞなぞと同じレベルで意味がない。
そして、そこまで高度なことを求められるのが、「自分のしごとを自分でつくる」ということだと思います。
1人で立ち上げてお客様にお金をいただいて、それで満足に食ってけるレベルに育てるんだから、簡単なわけがない。
けれど、だからこそ人生かけて取り組む価値があると思います。
講座、セミナー、確かに響きはインスタントですね。
他はどうか知りませんけど、うちは全くインスタントではないです。ガチでやってます。
高い山に挑戦してると自覚して挑んできてください。